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角田裕毅は「正直に言うと...」 英記者5人が来季のレッドブル陣営のラインアップを予想。 好調ドライバーの電撃復帰も?「抵抗できないほど魅力的だ」

THE DIGEST編集部

2025.07.18

レッドブルの来季ドライバー・ラインアップとして濃厚なのはハジャー(左から2番目)とフェルスタッペン(右から2番目)のコンビ。ローソン(左端)はレーシングブルズ残留が濃厚、角田(右端)は移籍必至か...。(C) Getty Images

 英F1専門メディア『PlanetF1』は現地7月17日、「マックス・フェルスタッペンはメルセデスへ? 2026年にレッドブルでドライブするのは誰だろうか?」と題した記事を配信。同メディアのジャーナリスト5人による来季のレッドブルとその姉妹チームのレーシングブルズのドライバー・ラインアップ予想を紹介した。シートを確保できるかが注目されている現ドライバーの角田裕毅についての言及も見られたが、いずれも残留は難しいとの見解だった。

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①ミシェル・フォスター記者/エリザベス・ブラックストック記者/マット・コッホ記者
レッドブル:フェルスタッペン&アイザック・ハジャー
レーシングブルズ:リアム・ローソン&アービッド・リンドブラッド

 5人中3人が挙げたのが以上のラインアップだ。フォスター記者はクリスチャン・ホーナー氏の代表職解任によって、フェルスタッペンが残留すると見通し、ブラックストック記者はそもそもフェルスタッペンがパフォーマンス条項発動の条件を満たすような順位にはならないと説明。コッホ記者は現在の契約を破棄するためには「巨額のペナルティを支払う以外にないように思われる」とし、「もしレッドブルが来季ダメなら、その時点でパフォーマンス条項が発動され、2027年に自由になる。(中略)メルセデスが悪化した場合はどうなるんだ?」と離脱を急ぐ必要はないと主張した。

 また、角田については「正直に言うとリアム・ローソン(現レーシングブルズ)よりもはるかに悪い成績を残している」(フォスター記者)、「もはやレッドブルに居場所はない。ホンダとの関係で時間を稼いできたが、前に進まなければならない。彼はアストンマーティンのリザーブドライバーとして、他の場所で貴重な戦力となるだろう」(コッホ記者)と厳しい評価が見られた。

②ヘンリー・ヴァランタイン記者
レッドブル:フェルスタッペン&ハジャー
レーシングブルズ:リンドブラッド&ペペ・マルティ

 ヘンリー・ヴァランタイン記者もフェルスタッペンは残留すると予想。現在F2に参戦しているレッドブル育成の20歳マルティは、チームメイトのリンドブラッドには及ばないものの、スプリントレースで2勝を挙げており、ローソンの後半戦の成績次第ではダブルルーキーの可能性は排除できないとした。また、角田に関してはコッホ記者と同様、シーズン前の予想から変わらず、アストンマーティンのリザーブドライバー就任が濃厚だと綴った。

③オリバー・ハーデン記者
レッドブル:アレックス・アルボン&ハジャー
レーシングブルズ:ローソン&リンドブラッド

 先の4人とは大きく異なる展開を予想したのはオリバー・ハーデン記者だ。フェルスタッペン離脱を予測した同記者は、レッドブルが今季好調のアルボン獲得に動くと大胆なシナリオを紹介。アルボンはウィリアムズと複数年の契約延長を結んでおり、来季戦闘力があると見られているメルセデスPUを搭載するチームからの移籍は考えづらいと認めつつも、昨季レッドブルが獲得を模索していたとの噂があり、「(タイとのつながりが強い)レッドブルへの感情的な関心と、ポスト・マックス時代をリードするチャンスは、抵抗できないほど魅力的だ」と電撃復帰の根拠を示した。

構成●THE DIGEST編集部

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