名古屋・IGアリーナで開催されている大相撲七月場所。７月17日に行なわれた五日目の取組では、人気力士の土俵際の攻防の裏で、まさかの人物にあわや激突か、といった場面があり、ファンの間で大きな話題となった。

　この日注目されたのは、小結・高安（田子ノ浦）と関脇・若隆景（荒汐）の実力者同士による取組。立ち合いから若隆景が低く踏み込んで前まわしを狙うと、高安が粘り強く対応。体勢を立て直し、最後は力強い押しで若隆景を土俵下へと押し倒して逆転勝利を収めた。
 
　勝負が決した瞬間、激しく吹き飛ばされた若隆景は控えの行司に接触しながら土俵下へ転落。その直後、目の前には和装に裃、ちょんまげ姿という“ただならぬ風貌”の観客が座っており、観客席は一瞬ヒヤリ。実はこの人物こそ、名古屋名物「名古屋おもてなし武将隊」の“織田信長様”で、本人も驚いた表情を見せていた。

“信長様”はこの日、自身のXで「大相撲名古屋場所を観に参ろう」と投稿し、溜席最前列で観戦。和装姿で放つ強烈な存在感は、視聴者の目にも留まり、「ヘンな人いるw」「信長の顔！」「行司にぶつからなければ殿に直撃だった」とコメントが飛び交った。中には「信長イケメンすぎる」「何事もなかったようにしてて強い」と、その姿勢に敬意を表する声なども寄せられた。

構成●THE DIGEST編集部

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