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食と体調管理

「カーリングが本当に好きだから」カーリング・山口剛史を動かす原動力と日々を支える食習慣

松原孝臣

2026.01.05

©どうぎんカーリングクラシック

©どうぎんカーリングクラシック

――卒業後はSC軽井沢クラブに加入され、現在もプレーしています。チームや生活環境はいかがでしたか?

 僕が大学生の頃は、まだ女子でも企業所属のチームがなかったくらいの時代でした。男子も本当に環境が良くない中でしたが、働きながらカーリングをやらせてもらえる環境を作ってもらったり、長野では長野五輪のレガシーもあるおかげで軽井沢で国際大会があったり、環境がいいなと思いました。

――SC軽井沢クラブでプレーされる中で、まずは日本代表の争いがあって、次は世界選手権そして五輪を目指していったと思いますが、男子は五輪に届かない状況がずっと続いていました。どんな思いがあったでしょうか。

 やっぱり世界での成績を男子の方は出せていないので注目も浴びないんだなと思っていいましたし、女子の方は本当にレベルが高いなと思っていたので悔しい思いもありましたが、まずは自分たちがまず世界の中での位置を上げていく必要があるなと思って日々努力していました。

――そしてついに2018年に平昌五輪に出場しました。

 2014年のソチ五輪もあと一歩で出場権を取れるところまで行きましたが、最終予選で負けて出場はできませんでした。チームも解散するかどうかまでみんなで悩んだんですけれども、諦めずに次の4年をすごく頑張って、細かい計画も立てて、それが一個ずつかなっていって、すごく嬉しかったですね。
 
――初の五輪はいかがでしたか?

 会場が輝いてるように見えましたね。選ばれし者がプレーするみたいな感覚で、スター選手の一部だと錯覚するぐらい素晴らしいステージだなってずっと思ってプレーしていました。予選が9試合あって自分自身はゾーンに入っているみたいな感じですごく調子が良かったんです。

 ただ五輪という空間が楽しすぎたこと、ものすごく集中していたこともあってプレー中の記憶が全然飛んでしまって今でも思い出せないです。そんなことって今までのカーリング人生で一回もありませんでしたね。

――平昌五輪では女子日本代表が銅メダルを獲得しました。

 僕はその時33、34歳ぐらいで、カーリングを長くやってきたので一線を退こうかどうか考えていたんですけれども、表彰式を観客席から見ていて、五輪という場所はプレーするだけじゃなくて、表彰台に乗って形あるものを獲得するところまでが大きいストーリーなんじゃないかなって思いました。表彰式を見たとたん、次こそはメダルを狙いたいなと思いましたし、自分のカーリング人生の中では刺激的な時間でしたね。
 

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