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バレーボール

ペルージャvs大阪ブルテオン、フルセットの激闘を制したのは欧州チャンピオン! 勝敗を分けたポイントは? 石川祐希は出場せず【バレー世界クラブ選手権】

THE DIGEST編集部

2025.12.18

 迎えた最終セットでいきなりギアを上げたのはペルージャ。エースやブロックで4-0と大きく前に出る。しかし、あきらめない大阪ブルテオンは後半に富田とラリーのサーブで相手のレセプションに圧をかけてじわじわと追い上げた。終盤、ペルージャのマッチポイントを3回にわたり阻止してデュースへ持ち込み、富田のブロックでついに形勢逆転。ところが、サーブミスが続くなどしてマッチポイント3回を手放してしまう。

 再び2度にわたり相手のマッチポイントを回避するが、ジャンネッリにツーを決められた直後、試合最多29得点を挙げてチームをけん引していたロペスのレフト攻撃がアウト。初戦から一転、メンバー14人中13人をコートへ送り込み、総力戦で挑んだ大阪ブルテオンだったがあと一歩及ばず、混戦を制したペルージャが2連勝を収めた。

 相手は日本代表のチームメイトが多く所属するクラブとあって、ネットを挟んだ攻防が期待された石川だったが、試合終了までコートサイドで試合を見守った。

 アタック決定率では大きな差がなかった両者。勝敗を分けたのは、ブロック(ペルージャ18、大阪ブルテオン9)と失点を招いたミスの数(ペルージャ28、大阪ブルテオン43)だろう。レセプションではA+Bパス成功率57%をマークした大阪ブルテオンに軍配(ペルージャ41%)。なかでも日本代表の守護神として名高い山本は22打を受けて91%と圧巻の数字を叩き出した。
 試合後、クラブ公式インタビューに応じたペルージャのアンジェロ・ロレンツェッティ監督はチームのパフォーマンスを評価しつつ、「接戦は予想していた。本当に素晴らしい試合だった。長い戦いで互いが存在を誇示し続け、テクニックの詰まった内容だったことに満足している」と大阪ブルテオンの戦いぶりに敬意を示した。

 ブロック6本を決めたアルゼンチン代表の主将ロセルは、「楽しく、そして大変な試合だった。大阪ブルテオンはイタリアリーグにはいないスタイルのチーム。このような戦いで勝利することがペルージャの未来にとってプラスになる。レセプションのいい相手に対して、僕らがブロックとリバウンドを上手くやれたことが白星のカギになったと思う」と振り返った。

 現地17日に行なわれる第3戦で、ペルージャは前回大会の王者サダ・クルゼイロ(ブラジル)と、大阪ブルテオンはスウェリー・スポーツクラブ(リビア)と対戦する。予選ラウンド突破を左右する次戦。石川の出場に期待が集まる。

構成●THE DIGEST編集部


【動画】世界クラブ選手権2日目、接戦となったペルージャvs大阪ブルテオンのダイジェスト!



 
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