大会観戦では実況解説がいる事も多い。実況解説を聞く上で頻出する単語を知っておくと観戦がより分かりやすいものになるので、覚えておくといい言葉をいくつか紹介する。

【戦場関係の用語】
・レーン：ミニオンが通る通路、タワーが建っている
・ジャングル：レーン以外の森、中立モンスターが存在する
・リバー：両チームの陣地を横断するように流れている川、集団戦が起こりやすい
・ミニオン：レーンに流れてくるザコ敵、倒すとゴールドと経験値を獲得できる
・モンスター：ジャングルに沸くザコ敵、倒すと強化効果を得られるものもある
・ドラゴン、バロン、リフトヘラルド：リバー付近に作られた窪みに沸くモンスター、倒すとチームに大きな有利を与える

【プレイ関係の用語】
・キル：チャンピオンを倒すこと
・デス：チャンピオンが倒されること
・ガンク：レーンで小競り合いしているところに別のプレイヤーが介入してくること

　観戦する上でどちらのチームが有利を持っているのかを確認しておくと試合の状態をつかみやすくなる。実際の観戦画面を参考に、映されている情報を見ていこう。
  　画面上部にあるそれぞれの数字は中央側からキル数、チーム全体の獲得ゴールド、破壊した相手タワーの数になる。数字の色はそれぞれのチームを表している。この例を見てみると、青チームはキルを大量に獲得しているが、赤チームは青チームよりも多くタワーを破壊している事が分かる。どちらのチームがどれだけゴールドを稼いだのか、どちらのチームが有利を持っているのか確認したい時は、これらの部分に目を移してみるといいだろう。

　スポーツ観戦と言えば”盛り上がり”。声をあげ選手を応援したり、ビックプレイには震えるほどの歓声が上がったり、惜しいプレイにどっとため息が出ることもあるだろう。それらの盛り上がりによる会場全体の一体感がスポーツ観戦の醍醐味と言っても過言ではない。

　もちろん、LoLの観戦にもそういった盛り上がる場面は多数存在する。均衡した戦力を瓦解し有利の決め手となるプレイを出した時や負けているチームの大逆転劇もしばしば起こりうる。特に５人と５人が揃った場面での集団戦や一般プレイヤーでは真似できないようなプレイが出た時には実況や観戦者と共に大いに盛り上がりを感じてほしい。

　特にLoLの大会は国内外問わずインターネットから気軽に視聴する事ができる。LoL Esports（Riot Gamesの公式サイト: https://watch.lolesports.com/）やYouTubeでのアーカイブ、Twitchでのリアルタイム視聴など自身の都合に合わせて手軽に観戦したりガッツリ観戦することも可能だ。

　新型コロナウイルスの影響で中止や延期、外出自粛要請が相次いでいるが、オンラインで行われるPCゲームの大会はそれらを吹き飛ばす勢いで盛り上がっている。一刻も早く事態が収束する事を願いながら、新たなスポーツの観戦に触れてみてはいかがだろうか。

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