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eスポーツ

トッププロの賞金総額は7億円超え!市場拡大が止まらない世界と日本の「eスポーツ」人気に迫る

THE DIGEST編集部

2020.05.11

Lee “Faker” Sang Hyeok 選手

Lee “Faker” Sang Hyeok 選手

 彼以外にも北米のプロチーム「Cloud 9」に所属するSneaky選手や「Team SoloMid」のBjergsen選手など所属するチームの経営者としてセカンドキャリアを約束されているプレイヤーも存在する。16歳頃からプロプレイヤーとして活躍する選手達にチーム側が未来を保証するこの取り組みはプレイヤーやファンから非常に支持されている。

 ここまではeスポーツのプロプレイヤー事情を紹介してきたが、eスポーツ市場を語る上でもう一つ忘れてはならない存在がいる。それが「ストリーマー」だ。

 ストリーマーとは、自身の活動をライブ配信して収益を得ている人物のことだ。その種別はゲームに限らず、雑談や制作活動、料理など様々だが、今回は”eスポーツ”という主題からゲーム配信を主に行っているストリーマーについて触れていく。近年で最も成功したストリーマーと言えば、Ninja氏とShroud氏の2名だろう。
 
 ゲーム実況配信者であるNinja氏は配信プラットフォーム「Twitch」にて世界最多のフォロワー数を持ち、その数は1470万人に上る。ゲームタイトルは主に『フォートナイト』をプレイし、2018年には約10億円を稼いだと言われている。現在は配信プラットフォームをTwitchから「Mixer」に移し、自身のライセンス事業の拡大に取り組んでいるほか、新たにアディダスとのパートナーシップ契約を結んでいる。

 同じくゲーム配信者であるShroud氏は『Counter Strike:Global Offensive』のプロチーム Cloud 9に所属していた元プロゲーマーで、『PUBG』や『Apex Legends』などを中心にプレイし、Twitchのストリーマーとして活動していた。そのフォロワー数は700万人以上と世界3位。現在はNinja氏と同様、活動の場をMixerに移した。

 さて、海外におけるeスポーツ市場の大きさや成功者について紹介したが、日本国内で”eスポーツ”という市場はどう成長しているのだろうか?

 株式会社KADOKAWA Game Linkageが発表した2019年の日本国内におけるeスポーツ市場の動向によると2019年の日本eスポーツ市場規模は約61.2億円とされている。”eスポーツ元年”と称された2018年から2019年にかけて、大手企業の参入が相次ぎ、市場の伸長が続いているとのことだ。
 

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