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ゴルフ

パッティングへの不安がぬぐえない渋野日向子。終盤は“幸運”に助けられ、国内2度目の決勝ラウンドへ

THE DIGEST編集部

2020.11.21

「日頃の行ないといっていいのか、本当によかったです」と笑顔を見せた渋野。このチャンスを逃すことなく、寄せワンのバーディを奪い、再びアンダーパーの世界に復帰した。

 結果だけを見れば、2試合連続予選通過となったが、16番パー3にしても、18番パー4にしても、ピンサイドに外したことで、難しいアプローチを残した。上がり3ホールを1アンダーで切り抜けたものの、1つ間違えれば2オーバー、もしくは3オーバーになっていてもおかしくはなかった。もちろん、結果がすべてなのがゴルフだけに何も問題はないが、今季はコースマネジメントにもこだわっていたことを考えると、多少の不安は残る。
 
 トップとは6打差と開いたが予選通過の不安が無くなった分、残り2日間は思い切って攻めていくしかない。懸念された右足裏の痛みが治まっているのも好材料だ。「昨年のようにビッグスコアが出る状態ではありませんが、今の最高のゴルフができればトップに近づいて行けると思います」と前向きな気持ちは失っていない。この日終盤に見せた幸運を活かしてほしいものだ。

文●山西英希
著者プロフィール/平成元年、出版社に入社し、ゴルフ雑誌編集部所属となる。主にレッスン、観戦記などのトーナメントの取材を担当。2000年に独立し、米PGAツアー、2007年から再び国内男子、女子ツアーを中心に取材する。現在はゴルフ雑誌、ネットを中心に寄稿する。

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