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ショット不調も首位をキープした原英莉花。“我慢のゴルフ”からうかがえる確かな成長とは?【リコーカップ】

THE DIGEST編集部

2020.11.28

 ヘッドを自分の思うように動かせることで、芝目の強いコウライグリーンにも対応できているという。「いつもよりしっかりとフェースの芯でボールをヒットして、順回転を与えること、出球を真っ直ぐ出すことに集中しています」。その結果、多少の芝目にも負けずに転がってくれるので、カップの手前で止まることもなくそのまま沈めることができるというわけだ。
 
 ショットの調子が悪くても、ショートゲームでカバーしてアンダーパーをマークする。ある意味、原にとってはそれが課題でもあった。昨年のリカバリー率が57・63%(65位)だったことがそれを証明している。だが、今年のリカバリー率は59・54%(48位)とわずかながらに上がっている。グリーンを外してもパーセーブできれば、ボギーを打たない分、アンダーパーで回る確率も高くなる。将来的に海外進出を狙う原にとってはこの数字をもっと上げる必要があるが、確実に成長していることは間違いない。残り2日間でショットの精度をどこまで上げるかも気になるところだが、逃げ切るにはボギーをどこまで抑えるかにも注目したい。

文●山西英希

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