響は「みなさま、今回は多大なるご迷惑をおかけして大変申し訳ございませんでした。会社ともお話をさせていただきまして、自分があのような形でしか表現ができなく、誠に未熟だったと自分自身で思いました。みなさまからたくさんのお言葉をいただいた時に、実力不足にもかかわらず、（他選手への）後押しに対して嫉妬をしてしまいました。今後は響という自分を見せていきたいと思います」と憔悴しきった表情で語り、暴挙に出た原因は「嫉妬」だったことを明らかにしている。
  　この日、コメントを出さなかった彩羽匠代表はこの動画を受けて「うーん。まずは次の試合を見てから話したいですね」と多く語ろうとはしなかった。選手との溝が埋まるかどうかは今後の響の行動次第だろう。

　マーベラスは2.12新木場大会を控えており、ここで響が復帰することが濃厚だ。千種が「様子がおかしい」と話していたのは、響が選手寮を出たことが始まりと思われるが、今回の件で、他の若い選手たちは怒り心頭で、中には涙を浮かべる選手もいただけに、響はそれらをしっかりと受け止めながら復帰する覚悟が必要だ。

　前大会はマーベラス史上最大のバッドエンドと言われただけに、2.12新木場大会はハッピーエンドな大会を期待したい。

取材・文●どら増田