今後、アメリカ国内で五輪の話題が盛り上がるとすれば、どんな流れだろうか? オリンピック全体の話をするのは容易ではないが、4大スポーツのファンの関心が高まるとすれば、やはり野球や男子バスケの代表チームが活躍した場合か。すでに峠を越えた選手やマイナーリーガー中心の野球より、NBAのスターが数多く名を連ねたバスケットボールの方がカギになるかもしれない。
男子バスケのアメリカ代表チームはグループリーグの初戦でフランス代表に敗れ、アテネ五輪以来続いていたオリンピックでの連勝が25でストップした。寄せ集めの印象も強いチームの評価はここでガタ落ち。ただ、ここから巻き返せばストーリーとしては面白くなる。ケビン・デュラント、デイミアン・リラードといった大物を軸としたロースターが、試合を重ねるごとに徐々にケミストリーを奏で、苦しみながらも金メダルへの道をひた走れば……。
それほどの関心を持たずにチャンネルを合わせても、4年に1度の大舞台にかける選手たちの意気込みと技量にいつしか惹きつけられてしまうのがオリンピックの魅力。今回も盛り上がりの余地は確実にあるはずだ。大会も中盤に差し掛かり、海の向こうで行われている五輪にアメリカのファンが少しずつでも熱くなっていくかどうかに注目しておきたいところだ。
文●杉浦大介
【著者プロフィール】
すぎうら・だいすけ/ニューヨーク在住のスポーツライター。MLB、NBA、ボクシングを中心に取材・執筆活動を行う。著書に『イチローがいた幸せ』(悟空出版 )など。ツイッターIDは@daisukesugiura。
【PHOTO】アリカ・シュミット、清水梨紗、ビロディド…!東京五輪を彩る美女アスリートを一挙紹介!
男子バスケのアメリカ代表チームはグループリーグの初戦でフランス代表に敗れ、アテネ五輪以来続いていたオリンピックでの連勝が25でストップした。寄せ集めの印象も強いチームの評価はここでガタ落ち。ただ、ここから巻き返せばストーリーとしては面白くなる。ケビン・デュラント、デイミアン・リラードといった大物を軸としたロースターが、試合を重ねるごとに徐々にケミストリーを奏で、苦しみながらも金メダルへの道をひた走れば……。
それほどの関心を持たずにチャンネルを合わせても、4年に1度の大舞台にかける選手たちの意気込みと技量にいつしか惹きつけられてしまうのがオリンピックの魅力。今回も盛り上がりの余地は確実にあるはずだ。大会も中盤に差し掛かり、海の向こうで行われている五輪にアメリカのファンが少しずつでも熱くなっていくかどうかに注目しておきたいところだ。
文●杉浦大介
【著者プロフィール】
すぎうら・だいすけ/ニューヨーク在住のスポーツライター。MLB、NBA、ボクシングを中心に取材・執筆活動を行う。著書に『イチローがいた幸せ』(悟空出版 )など。ツイッターIDは@daisukesugiura。
【PHOTO】アリカ・シュミット、清水梨紗、ビロディド…!東京五輪を彩る美女アスリートを一挙紹介!