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格闘技・プロレス

オカダが“ホーガンvs猪木”以来のハプニングでG1制覇! 気になる今後の動向は?「世界ヘビー? どっちが上だと思ってんの?」

どら増田

2021.10.22

Aブロック1位通過の飯伏(右)とBブロック1位通過のオカダ(左)が対戦した。写真:徳原隆元

Aブロック1位通過の飯伏(右)とBブロック1位通過のオカダ(左)が対戦した。写真:徳原隆元

 飯伏への再戦アピールについては、「4代目のベルトが2つあったのを、1つにしたのは飯伏さんですから。それでね、別に『IWGPヘビー級チャンピオンだ』と名乗るつもりもない」と語ったオカダは、こう続けている。

「その証として僕がそれを持ってて、またそれを飯伏さんを待つという意味で僕が持つということはいいことじゃないかと思います。『G1クライマックス』のチャンピオンですから。いつもだったら権利証と言ってましたけども、別にそれは持っててもいいんじゃないかなと思いますけどね」

 続けざまに鷹木信悟の持つIWGP世界ヘビー級王座への挑戦の可能性を問われたオカダは、「向こうでしょ。挑戦するのは。だって俺ですよ、チャンピオンになったの」とキッパリ。そして、さらに鷹木を挑発するかのように続ける。

「まぁ、やりたければ別にやりますよ。お願いされれば別に、僕もやります。東京ドームで『G1』チャンピオンが“チャレンジ”という形でしたけど、IWGPヘビーじゃないんで、世界ヘビーなんで、だったら挑戦してきなさいと。どっちが上だと思ってんの? どっちがこの新日本プロレスを盛り上げてんの?満足させてるの?

 この『G1クライマックス』(を盛り上げたのは)どっちですか? 鷹木選手なの? いや俺でしょ。どんだけ俺がこの『G1クライマックス』盛り上げてきたと思ってんの? チャンピオンは誰なの?俺でしょ!っていうことですね」

 オカダにとってIWGPヘビー級王座と鷹木信悟が保持しているIWGP世界ヘビー級王座は“別モノ”と捉えているようだ。
 
 タマ・トンガの挑戦表明に対しては、「まぁでも1回、やられてますから。別に借りを返さないといけないと思います」と受けて立つ構えのオカダは、最後に「まぁ……どっちがチャンピオンなのかなっていう。それはお客さんが決めてくれればと思います。政治と一緒ですよ。どっちについていくかですよ」と独特の表現で、王座戦線に対する持論を論じた。

「『IWGP世界党』なのか、『IWGPヘビー党』なのか。これはもう、ついていきたい方についていってくれればいいんじゃないかなと思いますし、指示される方がすごいでしょって、思います。それで向こうも燃えるでしょっていうね」

 ややこしいことになりそうな予感がするが、はたして久々にG1を制したオカダは何を目指すのか。その動向に注目だ。

◆新日本プロレス◆
『G1クライマックス31』
2021年10月21日
東京・日本武道館
観衆 3861人
▼『G1クライマックス31』優勝決定戦(時間無制限1本勝負)
○オカダ・カズチカ(25分37秒 レフェリーストップ)飯伏幸太●
※オカダが優勝。

文●どら増田

【新日本PHOTO】飯伏幸太が右肩負傷で無念のレフリーストップによりオカダ・カズチカが7年振りのG1制覇
 

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