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バレーボール

日本の才能がミラノをビッグクラブへ導くか――石川祐希の契約更新にクラブや地元紙は歓喜!「壮大なストーリーを書き加えるつもりだ」

佳子S.バディアーリ

2022.05.30

 石川と同じ思いを持つミラノはシーズンが終わると間もなく、不落と言われる4強の座を狙い3年間の強化プロジェクトに着手することを発表。クラブによると、石川の抱く雄志と目指す方向がリンクしたこと、アスリートとしての能力とその人間性への厚い信頼が契約更新の背中を押したのだと言う。
 
 さらに日本代表キャプテンの残留は、ミラノが理想として掲げる“国際レベルの強力な選手たちから望まれるクラブであれ”のスローガンにおける実例であり、プロジェクトへの追い風となるはずだ。

 石川は語る。

「来シーズンはさらにステップアップしなければいけない」
「ミラノをビッククラブのひとつへと導きたい」

 スポーツ紙最大手『ガゼッタ・デッロ・スポルト(Web版)』を筆頭に多くの現地メディアが背番号14の契約更新を報道。なかでも、ミラノを拠点とする日刊紙『イル・ジョルノ(IL GIORNO)』は、石川の発言を受けて、「イシカワは大躍進を果たして、壮大なストーリーを新たに書き加えるつもりだ」と報じ、さらなる活躍に絶大な期待を寄せている。

 ピアッツァ監督は全幅の信頼を寄せるユウキ”の残留決定に、「とても嬉しい気持ちになった。チームが成長するためにも大きな意味がある」と喜びひとしお。「来シーズンは彼にとって重要なシーズンになる。持てる能力をすべて駆使してチームに貢献しなければいけない。ユウキは才能溢れる選手。彼自身とチームのためにその手腕を尽すことになるだろう」と新たなシーズンへの挑戦を鼓舞激励する言葉を贈っている。

 “日本生まれの才能が、ミラノに多大な成果と熱い戦いをもたらすことだろう”

 3シーズン目の“イシカワ”にクラブの期待度は最高潮だ。秋に開幕するセリエAは、石川から目が離せないシーズンになりそうだ。

文●佳子S.バディアーリ
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