同じく「４」を与えたのは、スポーツ専門サイトの『sportskeeda』で、今季は頻繁にその成長ぶりが評価されてきた角田について「まだ、F１で一貫性という“技”を完全に習得していないことを示した」と、厳しい記述。そして、「バルセロナではまともな週末を送ったが、モナコでは、フリー走行での可能性と決勝での最終結果を比較すると、それは期待するものではなかった。日本人ドライバーによる、全体的に無気力なグランプリだった」と、続けている。
  　オランダの『GPBLOG』も「4.5」と採点は低く、「予選では11番手を確保したのは見事だったが、決勝では後退。戦略的な決定は失敗に終わり、定期的にランオフエリアでその姿が見られた」と、レースでのパフォーマンスの悪さを強調。そして、スペインの『F1i.com』　は「５」とし、寸評では彼の下降曲線を描いた角田の週末を、以下のように振り勝った。

「フリー走行から予選と、全てのセッションで安定して10～11番手につけた。Q１ではシケインでのアクシデントで、チームメイトが多大な被害を受けるという不運はあったが、彼自身はQ２に進出し、あと少しでQ３にも駒を進められるところだった。しかし、決勝ではうまくいかず、早めのタイヤ交換も裏目に出てしまい、15番手に落ちてからは、ジョウ・グァンユ（アルファロメオ）のプレッシャーを受け続け、最後は最後尾に落ちるという別のミスを犯した。ポジティブな面を探すのが難しい日曜日だった」

構成●THE DIGEST編集部