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モータースポーツ

【F1】チーム内対決でも大躍進の角田裕毅、戦績は昨季1対19から今季7戦で3対3! 専門メディアは「最も改善されたドライバー」

THE DIGEST編集部

2022.06.08

 タイの成績となっているのはアルピーヌとアルファタウリ。前者(エステバン・オコンはマイアミGPでタイムなし)は昨季も11対10(フェルナンド・アロンソが勝利)と互角の争いだったこともあって予想通りの展開と言えるが、後者は意外性に満ちたものとなっている。
 
 角田裕毅はサウジアラビアGPではマシントラブルで1周も走行できず(決勝もグリッドに着く前にリタイヤ)、バーレーン、メルボルン、マイアミではチームメイトのピエール・ガスリーに敗れるも、イモラ、バルセロナ、モンテカルロでは勝利。同僚が車のトラブルやチームの戦略ミスなどの不運に苦しめられたこともあったとはいえ、F1界でトップクラスといわれるチームメイト相手のこの成績は、十分に評価できるだろう。

 同メディアは角田について、「昨季と比べて最も改善されたドライバーであり、アルファタウリ内でのビハインドをリードに変えてみせた」と称賛。昨季はガスリーに1対19の大敗(平均タイムでも0.569秒と大差)を喫したことを考えれば、当然の反応である。

 この部分でも、成長ぶりを証明している21歳の日本人ドライバー。レッドブルがセルジオ・ペレス(昨季はマックス・フェルスタッペンに1対19で大敗するも、今季はここまで2対5)との契約を延長したことを受け、その去就が注目されているガスリーだが、これに対して言及したレッドブルのヘルムート・マルコ顧問は、「来季の(レッドブル・グループの)ドライバーはすでに決まっていると言える」として、角田の残留も決定的であることを窺わせている(ドイツのF1専門メディア『Formel1.de』より)。

 昨季との明らかな違いを示し、多くの人々を満足させている彼が、今後も好パフォーマンスの発揮と目標であるポイント獲得を継続できるか。まずは、今週末のアゼルバイジャンGPに要注目である。

構成●THE DIGEST編集部
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