また、ファンの声も多く引用され、「角田のウイングにガッファテープを使うことを決めたスタッフは、劇場のステージマネジャーだったに違いない」「このスポーツには数十億ドルの金が飛び交っているが、ユウキのウイングにはガッファテープが……」「F1といえば、技術、科学、金、魅力、ガッファテープ!」「数百万ポンドを費やすモータースポーツの頂点だが、リアウイングは2ポンドで直す」といった書き込みがSNSに寄せられている。
かつて1994年にイモラGPでローランド・ラッツェンバーガーとアイルトン・セナが連続して事故死した後、運営が安全対策として変更した車のレギュレーションに対応するために各チームが“突貫工事”を行なった結果、予算の少ない小規模チームの中にはウイング周りをテープで固定するところもあり、これをドライバーが不安そうな顔で眺めるという光景が見られたものだが、全てが整っている感のある現在のF1においては「応急処置」というものは非常に珍しく、新鮮にも映るのだろう。
なお、元F1ドライバーで現在はコメンテーターを務めるカルン・チャンドックによれば、角田のピットインの際、F1テクニカル・デリゲートのジョー・バウアーがアルファタウリのピットに向かっていたが、彼が到着する5秒前に角田の乗るAT03はすでにスタートしており、ウイングの修理状況を確認できなかったとのことで、インド人ドライバーは「FIAは満足していないかもしれない」と語った(英国の日刊紙『EXPRESS』より)。
また『EXPRESS』紙は、元F1ドライバーのポール・ディ・レスタがこのアルファタウリの素早い修理には批判的であり、「あんなふうにウイングにテープを貼るなんてあり得ない」と語ったと報じている。いずれにせよ、FIAはこれを問題視はしていないとのことだが、ウイングの破損は安全上の重大な問題であり、原因が早急に解明される必要があるのは間違いない。
構成●THE DIGEST編集部
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かつて1994年にイモラGPでローランド・ラッツェンバーガーとアイルトン・セナが連続して事故死した後、運営が安全対策として変更した車のレギュレーションに対応するために各チームが“突貫工事”を行なった結果、予算の少ない小規模チームの中にはウイング周りをテープで固定するところもあり、これをドライバーが不安そうな顔で眺めるという光景が見られたものだが、全てが整っている感のある現在のF1においては「応急処置」というものは非常に珍しく、新鮮にも映るのだろう。
なお、元F1ドライバーで現在はコメンテーターを務めるカルン・チャンドックによれば、角田のピットインの際、F1テクニカル・デリゲートのジョー・バウアーがアルファタウリのピットに向かっていたが、彼が到着する5秒前に角田の乗るAT03はすでにスタートしており、ウイングの修理状況を確認できなかったとのことで、インド人ドライバーは「FIAは満足していないかもしれない」と語った(英国の日刊紙『EXPRESS』より)。
また『EXPRESS』紙は、元F1ドライバーのポール・ディ・レスタがこのアルファタウリの素早い修理には批判的であり、「あんなふうにウイングにテープを貼るなんてあり得ない」と語ったと報じている。いずれにせよ、FIAはこれを問題視はしていないとのことだが、ウイングの破損は安全上の重大な問題であり、原因が早急に解明される必要があるのは間違いない。
構成●THE DIGEST編集部
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