さまざまな意見が飛び交うなか、現実的にトップアスリートたちの元には続々と招集令状が届いている。サッカーの元ロシア代表ＭＦディニヤル・ビリャレトディノフ氏、現役フィギュアスケーターのドミトリー・アリエフとマカール・イグナトフ、総合格闘技家のウラジーミル・ミネフ、そしてボクシングの元世界ヘビー級王者であるニコライ・ワルエフ氏といった面々だ。

　彼らにしても受け止め方は一様ではなく、「代表チームだから免除されるべきだ」「特別保護措置を適応してほしい」など招集回避を希望する者がいれば、ロシア・フィギュアスケート連盟のように、国のスポーツ省を通じて動員の延期を求めている組織もある。間違って招集令状が郵送されるケースも頻発しており、現場がパニックに陥っているのは間違いない。
 
　ウラジーミル・プーチン大統領が発令した30万人規模の部分的動員令。それに付随して、スポーツ省のオレグ・マティシン大臣が「スポーツ選手だからといって除外対象にはならない。特権を有する上流階級であってもだ」と豪語し、事実上の“アスリート総動員令”を通達した。日々情報が更新されて錯綜するなか、ロシア人アスリートたちの心中は穏やかではないだろう。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】ロシア・フィギュア界が誇る絶世の美女、アリーナ・ザギトワの厳選フォトをお届け！

【動画】ザギトワが大胆に披露した“限界ギリギリの谷間”はこちら！

【画像】メドベージェワが男性誌表紙を飾った“悩殺赤ビキニ”姿はこちら！