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格闘技・プロレス

「中団の後方に位置するが…」F1合同テスト受け、専門メディアがアルファタウリの位置づけを発表!

THE DIGEST編集部

2023.02.28

 イタリア・ファエンツァのチームを8位とした同メディアは、「アルファタウリのペースなものと感じられたが、最終日の夕方に角田がC4タイヤのグリップを使って好タイムを叩き出した。とはいえ、燃料が少ない状態でのタイムに惑わされないように注意する必要がある。おそらくこのチームは、中団の後方に位置しているが、完全な後方にいるわけではない」と綴り、具体的な印象を以下のように綴っている。
 
「昨季見られた高速コーナーでのグリップ不足への対処については前進したように見えるが、低速コーナーでのパフォーマンスにはまだ大きな疑問符がつく。一方、高速コーナーではまだアンダーステアの兆候が見えるのに対し、よりタイトなコーナーでそれはあまり見られなかった」

 また、ジョディ・エッギントンTDがセットアップのテストで「予想とは全く異なる結果が得られた」というコメントに対しても、不確定要素が多いという点で同メディアはネガティブに捉えているようだが、一方で「このチーム以上に多くの周回を重ねたチームは他におらず、シーズン開幕時でまだ車の性能が制限された状態においても、最大限に力を引き出せるはずだ」と、ポジティブな要素を挙げた。

 オランダのF1専門サイト『RN365』は、「プレシーズンF1テストの敗者」という厳しい表現で、バーレーンでネガティブな印象を抱いた5チームを発表。マクラーレン、アルピーヌ、メルセデス、ウィリアムズとともにアルファタウリも選出され、「アルファタウリは最多の456周の走行を完遂したが、このテスト中に彼らが望んでいた前進はなかった」と評されている。

「デ・フリースはタイム計測中にアンダーステアに悩まされ、これは重かった2022年型マシンを思い起こさせた」と指摘した同メディアは、ベストラップについてはソフトコンパウドのタイヤと低燃料の状態での走行ということで、こちらも車の真の特徴を知る上であまり重視していないようだ。

 また、先日報じられたチーム売却の可能性についても言及し、「レッドブルグループの一員としての将来を決定する上で、今季の結果が非常に重要なものになることを意味する」と指摘。そのためにも、AT04が強力なパフォーマンスを発揮することが期待されるが、果たして今週末、アルファタウリはどのようなシーズンのスタートを切るのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
【画像】2023アルファタウリの「AT04」をチェック! 2020シーズンからの歴代マシンも

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