角田自身は、デ・フリースとの関係は、「（ガスリーとは）明らかに違う」と語っており、「ピエールは兄弟のようで、完全にオープンであり、時にオープンすぎたかもしれません。僕にとって、ピエールといることは、非常に快適に感じていました。もちろん、ニックとも今、良い関係を築いています。お互いに冗談を言い合っています。兄弟とまでは言えませんが、とても仲の良い友人です。メルボルンでも彼と一緒に昼食をとり、街を散策しました」と語っている。
  　また、もうひとつの変化としては、昨季までダニエル・リカルドを担当していたマイケル・イタリアーノをパフォーマンス・コーチに迎えたことも大きいという。今年１月に出会ったばかりながら、「すでに何年にもわたって友人であったかのように強い絆が生まれている」といい、この新たなパートナーシップが角田のフィジカル面にも好影響を与えたという。

「僕たちは出会った初日から、もう仲良くなりました」という角田は、コーチとのトレーニングについて「この２週間、良いことに、筋肉痛はほとんどありませんでした。非常に良いシェープを保っています。長時間のトレーニングや負荷をかけたトレーニングを行なったにもかかわらず、次の日には爽快です」と、その効果の程を明かしている。

ドライビングについては、「以前のように、コースに出るたびに限界を超えることはなくなったことで、自然とミスの数を減らしていった。そして、彼はレースウィークを通してリズムを構築することができ、予選やレースでのここ一番という場面でプッシュすることにより自信が持てるようになった」と同メディアは指摘。その好例として、サウジアラビアGPでハースのケビン・マグヌッセンを数週にわたり、フェアに抑えた場面を挙げた。これは各国メディアだけでなく、マグヌッセン本人からも称賛されたものである。

最後に、同メディアは「これらは、トスト代表の指導の下、角田が取り組んでいる多くのことのほんの一部にすぎない。彼はレッドブルに、彼らの信頼が正しいものであり、また彼らのドライバーになるための道を順調に進んでいることを納得させようとしている」と綴り、「またレッドブルもそんなドライバーを登用したいと考えるだろう」と、角田の昇格にポジティブな展望を示した。

構成●THE DIGEST編集部
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