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モータースポーツ

「バカバカしい」角田裕毅、5秒ペナルティーでのポイント圏内脱落に不満を隠さず…海外メディアは「少々厳しい」「異議は唱えられない」と見解

THE DIGEST編集部

2023.06.06

「簡単な話だ。ターン1でブレーキをかける前、僕が先行していたが、コーナー中盤でかなりスペースを空けていた。それで、彼(角田)を見ると、ブレーキをかけずに僕をコース外に追い出そうとした。そのため、エスケープゾーンに逃げなければならなかった。そうでなければ、我々は衝突していただろう」
 

 これに対し、同メディアは角田がアウトにもスペースを残していたとして、「この状況でのペナルティーは、角田にとっては少々厳しいような気がする。ジョウが、角田がほのめかしたような“誇張”をしたかどうかは分からないが……。角田の悔しさは分かる。彼のドライビングは少なくとも、ポイントに値するものだった」との見解を示した。

 一方、元F1ドライバーで現在はコメンテーターを務めるアンソニー・デビッドソンは、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』において、両ドライバーのオンボード映像を含めた様々な動画で検証した結果、コーナーに入ったところでジョウの方が前に出ていたことを指摘し、「角田は素晴らしく力強いレースを見せており、ペナルティーはあまりに不運だったが、スチュワードの判定には異議を唱えることはできないと思う」と語っている。

 なおこの週末は、予選でジョージ・ラッセルがルイス・ハミルトン(ともにメルセデス)の進路を塞いで接触したり、決勝ではオコンがフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)に幅寄せしたりと、物議を醸すアクシデントが起こりながらも、スチュワードは動かなかったにもかかわらず、角田に対しては5秒ペナルティーに加え、ペナルティーポイント1を科すのは、客観的に見れば明らかにバランス、公平性、一貫性を欠いていると言えよう。

 その点での“被害者”である角田は、「次のレースでは、最大限の力を出し切るつもりです。次のレースでは、より良い順位を目指して戦います。スタートでは良いグリッドを得る必要があり、またレースでいかに良い結果を残すかを探ります」(『Motorsport NEXTGEN-AUTO.com』より)とカナダGPでの挽回を誓っており、これまでと変わらぬ好パフォーマンスと好結果が期待される。

構成●THE DIGEST編集部
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