「（FP2について）計画では、長距離走行に注意を向ける前に、４セットのタイヤで短い走行とピットストップを行ない、ドライバーにできるだけ多く周回を重ねさせることに焦点を当てた。セッションが終わりに近づく頃に雨が降ってきていたが、これを見据えてプランを調整していたので、すべての作業をなんとか予定通りに実行することができた」
  「全体的には、実際のペースよりももう少し速いものを期待していたが、プログラムが濃密だったため、今回はセットアップの変更に焦点を当てることはしなかった。夜に変更を施すことにより、我々は一歩前進できると思う」

　フランスのモータースポーツ専門メディア『Motorsport NEXTGEN-AUTO.com』は、「アルファタウリはFP2においてパフォーマンスが不足しており、カナダでは平穏な１日を過ごすことができなかった。角田は15番手で初日を終えたが、チーム共々、さらに良い結果を望んでいた」と報じ、良い週末のスタートとはならなかったことを強調した。

　木曜日に行なわれた合同会見では、「今季のレースペースは一貫して良好であり、それを最大限に活かせるように頑張ります。予選では（スペインGPのように）15番手スタートにならないようにしなければなりません。それは、今週末の我々にとって重要な課題です。しかし、我々はポジティブであり、凹凸のあるコースは得意で、モナコでも力強さを見せました。天気も影響するかもしれませんし、楽観的に、そしてベストを尽くすつもりです」と意気込みを語った23歳は、２日目以降でどれだけパフォーマンスを上げられるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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