英国のモータースポーツ専門メディア『THE RACE』は、ここまでのリカルドについて「(プレシーズンテストを見た限りでは)再びマックス・フェルスタッペンのチームメイトとなるためのミッションにおいて、適切なスタートを切るように感じられたが、実際は最悪なものとなった」と綴り、以下のように厳しく評している。
「将来のレッドブルのシート獲得のため、リカルドは今季、チームメイトである角田を、説得力をもって打ち負かすというタスクを与えられている。しかし実際のところ、開幕からの2週間では、明らかに角田がリカルドよりも優位に立っている」
もっとも、リカルド自身は「我々は間違いなく、近い位置にいたと思う。ユウキは明らかに良い仕事を果たしたが、僕がそうでなかったとは断言できない。彼が特別快適だったわけではないし、逆に僕が特別苦労したというわけでもない。我々にはそれぞれの強みと弱みがあり、予選ではかなり均衡していたと思う」と語っており、チームメイトに対して出遅れたという印象は持っていないようだ。
同メディアも、まだ2戦を終えただけであり、特にジッダのコースがかなりユニークな特性を持っていたことで、特定のドライバー(リカルドやメルセデスのルイス・ハミルトンら)には不利に働いたこともあり、「何かを結論付けるには時期尚早である。また、リカルドのレッドブルへの復帰の取り組みも危機的な状況にあるとは言えない」と指摘。昨季のメキシコGPでの素晴らしいパフォーマンス(チームの昨季最高結果となる7位フィニッシュ)からも、「実力があることをすでに示している」という。
その一方で、レッドブルのヘルムート・マルコ顧問は、ルーキーでいきなり結果を出したオリー・ベアマン(フェラーリ)やモトGPのペドロ・アコスタ、そしてレッドブルのリザーブドライバーであるリアム・ローソンの名を引き合いに出し、開幕2戦で躓いた34歳のリカルドに対しては「早急に改善策を見つける必要がある」と指摘している。
次戦は母国オーストラリアGPであり、リカルドは「メルボルンにはチームが良いパッケージを持ち込むはずであり、ここからが僕のシーズンのスタート」と意気込みを示している。奇しくもその1週間後、今度は角田が母国でレースを迎えるだけに、このラウンドはRBの2人のドライバーにとっては、今季の流れを決める重要なものになりそうだ。いずれのレースも見逃すことはできない。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】マグヌッセンの厳しい幅寄せに角田裕毅が順位を下げる…サウジGP決勝
「将来のレッドブルのシート獲得のため、リカルドは今季、チームメイトである角田を、説得力をもって打ち負かすというタスクを与えられている。しかし実際のところ、開幕からの2週間では、明らかに角田がリカルドよりも優位に立っている」
もっとも、リカルド自身は「我々は間違いなく、近い位置にいたと思う。ユウキは明らかに良い仕事を果たしたが、僕がそうでなかったとは断言できない。彼が特別快適だったわけではないし、逆に僕が特別苦労したというわけでもない。我々にはそれぞれの強みと弱みがあり、予選ではかなり均衡していたと思う」と語っており、チームメイトに対して出遅れたという印象は持っていないようだ。
同メディアも、まだ2戦を終えただけであり、特にジッダのコースがかなりユニークな特性を持っていたことで、特定のドライバー(リカルドやメルセデスのルイス・ハミルトンら)には不利に働いたこともあり、「何かを結論付けるには時期尚早である。また、リカルドのレッドブルへの復帰の取り組みも危機的な状況にあるとは言えない」と指摘。昨季のメキシコGPでの素晴らしいパフォーマンス(チームの昨季最高結果となる7位フィニッシュ)からも、「実力があることをすでに示している」という。
その一方で、レッドブルのヘルムート・マルコ顧問は、ルーキーでいきなり結果を出したオリー・ベアマン(フェラーリ)やモトGPのペドロ・アコスタ、そしてレッドブルのリザーブドライバーであるリアム・ローソンの名を引き合いに出し、開幕2戦で躓いた34歳のリカルドに対しては「早急に改善策を見つける必要がある」と指摘している。
次戦は母国オーストラリアGPであり、リカルドは「メルボルンにはチームが良いパッケージを持ち込むはずであり、ここからが僕のシーズンのスタート」と意気込みを示している。奇しくもその1週間後、今度は角田が母国でレースを迎えるだけに、このラウンドはRBの2人のドライバーにとっては、今季の流れを決める重要なものになりそうだ。いずれのレースも見逃すことはできない。
構成●THE DIGEST編集部
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