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バレーボール

「30連敗→1勝→5連敗」日本にストレート完敗…東京五輪4位から世界ランク39位に凋落の韓国バレーに母国メディア嘆き【ネーションズリーグ】

THE DIGEST編集部

2024.06.13

韓国にストレート勝ちした日本。大会通算成績を7勝2敗とした。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

韓国にストレート勝ちした日本。大会通算成績を7勝2敗とした。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 記事では石川、古賀、林琴奈の3人で合計45得点を記録した日本の多彩な攻撃力を評価。特に、石川と林は主将の古賀に負けない活躍を見せ、「日本は世代交代が順調に進んでいる」と若返りに失敗している自国と比べ、妬ましさを垣間見せた。

 試合の寸評を見ると、「第1セットは不安定なレシーブでスムーズにボールがつながらず、その結果、韓国の攻撃は相手のブロックの高さがそれほど高くなかったにもかかわらず、何度もタイミングを合わされてしまった。日本の素早い攻撃とストレートの強打で簡単に得点を奪われた」と敗因を指摘。第2セットも打開策を見い出せず、「無気力な姿を見せた」と一刀両断した。

 その中で「唯一の光明」と説いたのは、アウトサイドヒッターのチョン·ジユンの活躍だ。ブロック3得点を含む両チーム最多の17得点を挙げ、第3セット終盤には力強いスパイクを日本コートに浴びせる意地のプレーを見せたが、最後はチーム力の差が出てしまい、日本に押し切られた。
 
 記事を執筆したキム・ドンユン記者は絶対的主将のキム・ヨンギョンをはじめ、黄金世代がチームを去り、世代交代がうまく進んでいない現在の代表チームの実状を素直に受け止めつつも、軌道に乗り切れない低迷ぶりを次のように嘆いている。

「韓国代表は辛うじて止めた連敗を再び続けている。代表チームは先月20日、第1週(ブラジル大会)の最終戦であるタイ戦にセットカウント3-1で勝利し、VNL悪夢の30連敗を止めた。2021年6月15日にカナダ代表に3-2で勝利して以来、1070日ぶりの勝利だった。しかし2週目に入り、ブルガリア、ポーランド、トルコ、カナダに連敗。3週目の初戦となったこの日もまた敗れ、5連敗を喫し、韓国は1勝8敗(勝点4)で今回のVNLで16か国中14位にとどまっている」

 世界ランク上位の日本に勝てば、大きくポイントを上積みしてジャンプアップできる絶好のチャンスだったが、ランク通りの実力差で惨敗した韓国。世界ランクをワンランク下げ、39位に後退したチームは依然苦しい戦いが続く。

構成●THE DIGEST編集部

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