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モータースポーツ

スペインGPで「今季最悪のパフォーマンス」に終わった角田裕毅に対する各国専門メディアの評価は? 「長期的な低迷の兆候でないことを願いたい」との声も

THE DIGEST編集部

2024.06.26

 オランダのF1専門サイト『RN365』は、「スペインではRBのペースが謎の消失を見せ、角田とリカルドの両方がQ1で脱落した。レースでも日本人ドライバーは車のペース不足に苦しみ、後退したまま難しい週末を締め括った」と、VCARB01のパフォーマンスの低さを強調したが、採点は「4」止まりとしている。

『GPBLOG』の採点は、それよりは高い「5」を付与しながらも、「ユウキはこれまでのレースのような印象を残せなかった。予選ではわずかにリカルドより速かったものの、レースでは全く存在感がなかった」と、やはり終始ネガティブな寸評に……。同採点としたスペインのF1専門サイト『F1i.com』も酷評するとともに、今後への懸念を示した。

「ユウキが非常に期待していたフロアのアップデートが施されたにもかかわらず、RBのパフォーマンスは急激に低下。シーズン序盤の成功の後の、彼にとっての今季最悪のパフォーマンスだった。最初のフリー走行で最も遅かった日本人ドライバーは、予選ではチームメイトよりも上位につけたが、レースではピットレーンでのスピード違反のペナルティーもあり、後退を余儀なくされた。彼とRBにとって、これが一時的なものであり、長期的な低迷の兆候でないことを願いたいところだが、その結果はオーストリアで明らかになる」
 
 スポーツ専門サイトでは、『VAVEL』が「今季では珍しい不調なレース。リカルドを予選で上回ったものの、レース中に後退し、19位でフィニッシュした」、『sportskeeda』は「最高でない車による、最高でない週末。日本人ドライバーはオーストリアでの復活を期待しているだろう」とそれぞれ彼の苦しい週末を振り返ったが、採点は前者が「4」、後者が「6」と分かれている。

 最後に、今回も選手を採点ではなくランク付けで評価した英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、角田を実際の順位よりは高い「17位」とし、「レースは彼から逃げていった」とバルセロナでの彼を表現したが、寸評ではこの日本人ドライバーを擁護する記述も見られる。

「角田は予選でリカルドをわずかに上回ったが、レースでは全く上手くいかず、最初のスティントで順位を落として早いピットストップをすることになり、ピットレーンでのスピード違反によるペナルティーでさらに問題を重ねた。彼は車の問題に戸惑っていたが、示したペースやリカルドとの比較を見ると、それはコースの条件に起因するもので、彼自身の能力の問題ではなかった可能性がある」

構成●THE DIGEST編集部

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