専門メディアのプレビュー記事を見ると、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』はRBの両ドライバーについて「ハンガリーでの戦略ミスでトップ10入りを逃したダニエル・リカルドは、かつて素晴らしい勝利を収めた2014年のように、馴染みのあるサーキットで挽回したいと考えている。一方、ツノダは最近の良い結果を再び示し、今季中にレッドブルに昇格するという“驚異的”な夢を膨らませ続けるために、さらなる好成績を目指す」と綴った。
  　セルジオ・ペレスの不調によるレッドブルのシートを巡る話題の中で、リカルド、リアム・ローソンとともに新ドライバー候補のひとりとして各国メディアからその名が挙げられている角田。ゆえに今回のベルギーGPのプレビューでも、その去就と結びつけて報じているメディアが幾つもあり、フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』は以下のように伝えている。

「ツノダは、サマーブレイク明けにペレスの代役としてレッドブルへ昇格するに相応しい。前回のレースでもポイントを獲得した彼は、スパでも好調なパフォーマンスを発揮できれば、クリスチャン・ホーナー代表とヘルムート・マルコ顧問の注目を集め、目標でもあるレッドブルの正ドライバーの座を勝ち取れるかもしれない」

　最後に英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、角田がレッドブルのシート争いの候補のひとりであり、「チームメイトをほとんどの面で上回っている」にもかかわらず、グループ内での「力学」とプレッシャーに対処する能力への懸念などにより、「アウトサイダー」扱いであると指摘しているが、それでもチャンスを掴むため、まずはスパで「リカルドを打ち負かし、ベストを尽くすこと」を課題に挙げた。

構成●THE DIGEST編集部

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