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バレーボール

「ミラノの時よりもまだ全然…」欧州CLデビューを飾った石川祐希を直撃! 世界王者の一員として挑む胸中とは?「結果を出せる選手でありたい」

佳子S.バディアーリ

2024.11.17

 日本代表では主将として、ミラノ時代にはチームの大黒柱として見せたコート上での表情。ペルージャでのここ数試合では、アタックを決め切った直後や好守で得点を引き出したシーンで飛び出すはじける笑顔が印象的だ。それが、バレーボールを純粋に楽しむ屈託のない子どもたちに重なると伝えてみた。
 
「まぁ、楽しい部分とまだ慣れていないというか、自分の思い通りに行っていないところがまだまだたくさんあって、ミラノの時よりもまだ全然自分のプレーを出せていないと思います。そこは時間がもう少しかかるところかな、、、でも、今までやってきたことは出せると思っています。(新天地で)3カ月ぐらい経ったので、そろそろしっかりと自分の力を発揮できるようにして行きたいと思っています」

 現地メディアから高評価が続いているが、本人は納得していない様子。過去のベストパフォーマンスを越える今季の躍進に自信十分だ。

 今週末にリーグ戦8節をホームで戦い、ミッドウィークのCL2戦目へ向けてアウェーの地フランスへ移動。過密日程が待ち受けるなか、コンディションは、「悪くないですね。腰を痛めた後、トレーニングは上半身だけでしたが、最近になって下半身も始めています」と上々のようだ。

 世界王者の一員として、時折プレッシャーを感じることもあるという。「それもめったにない良い機会。こういった環境に身を置くことも新しい経験として自分にプラスになる。結果を出せる選手でありたい」と建設的で前向きな背番号14らしい言葉を聞かせてくれた。

  この日の試合で着用したのは、バイオレットとピンクのグラデーションが目を引く斬新奇抜なユニホームだ。ミラノや日本代表のシックなイメージとは一線を画した色遣いに、「気持ちが上がったのでは?」と尋ねると、「アハハハハ」と照れくささを交えて哄笑。つられて笑いが込み上げるのをこらえながら取材を終えた。

 ペルージャの次戦は再びホーム戦。リーグ最下位に沈む昇格チーム、ユアサバッテリー・グロッタッツォリーナと相まみえる。

取材・文●佳子S.バディアーリ
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