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モータースポーツ

F1史上最大の移籍、ノリスvsピアストリ、6人のルーキー… 2025年F1界の「注目すべきストーリー」を専門メディアが列挙

THE DIGEST編集部

2025.01.03

 4つ目に挙げられたのは、ウィリアムズ、マクラーレン、レッドブルで多くのチャンピオンマシンを生み出した稀代のデザイナー、エイドリアン・ニューウェイがマネジング・テクニカルパートナーとして加入したアストンマーティンへの興味だ。
 
「2025年は、同チームにとって試行錯誤の年となる。いきなり(勝利に向けて)全力を注ぐよりも、2026年の新レギュレーションでの成功に向けた準備が重要視されており、これはニューウェイにとって絶好のチャンスとなるだろう。アストンマーティンは2023年中盤以降、有効なアップグレードを提供するのに苦戦しており、彼がクリアすべき課題のひとつは、新パーツが意図通りに機能するよう改善することだ」

 ちなみに同メディアは、「フェルナンド・アロンソが2025年にチームの進歩を実感し、翌年に競争力を持ってスタートできるなら、ニューウェイ設計の車で悲願を達成するため、彼がキャリアを延長する可能性もある」との見解を示している。

 最後の注目ポイントは「チーム内対決」で、「なかでも最も興味深いのは、マクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリの戦いだろう。ピアストリは昨季、幾度もノリスにプレッシャーをかける場面が見られ、イタリア・グランプリのスタートで見せたように、リスクを冒してでも抜こうとする姿勢を示している。マクラーレンは、チームオーダーの扱いで課題が露呈し、『パパイヤルール』と呼ばれる新方針で試行錯誤していた」と、新シーズンの優勝候補たちによる、より熾烈な戦いが展開されることに期待を寄せた。

 さらに、「ピアストリには、予選でノリスに対抗するためのさらなる進化が求められるが、この戦いのダイナミクスは今後も興味深いものである。なお、ノリスが非常に高く評価されていることを考えると、仮に(噂されているように)フェルスタッペンがF1を去る場合、レッドブルがこの英国人ドライバーに注目する可能性もある」と、去就にも触れている。

 この記事では、角田裕毅への言及はなかったが、同じチームでF1での5年目を迎えることになる彼と、手ごわい新人であるアジャーとの対決も、マクラーレン勢に負けず劣らず興味をそそるものとなるのではないだろうか。いずれにせよ、約2か月後の開幕が待ちきれない。

構成●THE DIGEST編集部
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