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食と体調管理

「目指すのはもちろん優勝」二度の五輪を経験したバレーボール日本代表・山内晶大の新たな目標と日々を支える食習慣

矢内由美子

2025.10.01

ⓒOSAKA BLUTEON

ⓒOSAKA BLUTEON

―日本代表についても聞かせてください。男子バレーは東京オリンピックでベスト8に入り、その後は世界大会で表彰台に上がるなど飛躍的に成長しました。その実感はありましたか?

 ここ数年はアジアで負けることが少なくなったり、欧州などとの試合でも勝つことが増えてきたり、しっかりと成績を残せるようになってきたと思います。

―メダルの期待も大きかったパリオリンピックを振り返ってもらえますか。

 本当にチーム全体が成長していましたし、チームとしても選手一人一人としてもメダルを取れるだけの自信がありました。それがゆえに、あそこ(準々決勝イタリア戦)で負けたのは悔しかったですし、3年後のロサンゼルスオリンピックに向けて少なからず糧になっています。

―山内選手は以前に「パリを一つの集大成としたい」というコメントをしていらっしゃいました。イタリア戦の前後で気持ちに変化があったのでしょうか。

 やはり、パリオリンピックへの執着が強かったので、終わってすぐは“代表はもういいかな”とも思っていたのですが、休みをいただいてリフレッシュし、少しずつ傷が癒えてくると、ファンの方々もちろん、身近な人たちがより応援してくれていることを感じて、もう一度目指そうと思いました。
 
―ここからは食事についてお伺いします。子どもの頃の食生活について聞かせていただけますか。

 好き嫌いはありましたね。野菜はあまり食べなかったですし、中高生の頃までは白米と豆腐、好きなおかずばかり食べていました。栄養や食生活に気をつけるようになったのは大学に入って日本代表に呼ばれるようになってからです。

―日本代表入りがきっかけだったのですね。

 合宿で栄養士さんの指導を受けて、食事による体作りやパフォーマンス向上についての知識を得るようになりました。すぐに食事バランスが良くなることはなかったですが、少しずつ改善していったと思います。合宿中は食事をたくさん摂らないといけないですし、なおかつよく野菜をよく食べるようになりました。摂取量は一日3000から4000キロカロリーくらいです。

―10代の頃は体の線が細かったとお聞きしますが、そこから10数年がたってどのように変化していますか。

 元々、食べてもなかなか太らない体質で、食べないとすぐに体重が落ちるので、体作りは大変でしたね。食事もトレーニングの一部というくらいの意識で食べていた時期もあります。今は当時より体重も増えています。

―食事に対してどのような意識をお持ちですか? 

 一つは体調管理。偏った食事をしていると体調を崩すことがあるので気をつけています。二つ目は体作り。自分はまだまだトレーニングをして筋肉量を増やし、体重を増やしたいので、タンパク質を摂るとか、脂質を抑えるとか、練習中や試合中にエネルギー切れにならないように炭水化物をしっかり摂るとか、いろいろと心掛けています。

―30歳を超えた今もさらに筋肉量をつけていきたいというお考えなのですね。

 まだまだジャンプ力やパワーをつけたいですし、ケガ予防の観点からも筋肉量を増やしたいと思います。この年齢からパフォーマンスが急激に上がることはないかもしれないですけど、少しでも上げていきたいですし、維持していきたいと思うので、頑張りたいです。
 

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