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食と体調管理

「今までなかった道であえて勝負しに行こう」アナウンサー・田中大貴が挑戦と決断を続けて目指す夢と日々を支える食習慣

矢内由美子

2025.12.01

写真:アスリート・マーケティング株式会社

写真:アスリート・マーケティング株式会社

―ここからは食事のお話をお伺いします。体調管理はどのようにしていますか。

 アナウンサーは体自体が楽器のようなものなので、その楽器を冷やさないことを常に考えています。基本的に温かいものを摂るようにしていて、家にいるときは夜に鍋料理を食べて喉を温めています。夏でもお鍋は欠かせません。

―なるほど。温かいものを食べることにはどのような意図があってでしょうか。

 基礎代謝を上げて基礎体温を上げることを常々考えています。体が冷えてくると血液循環が悪くなって声にも影響してきます。家で食べる時には基本的に自分でつくり、温かいものにするというルールをずっと続けています。

―飲み物もそうですか?

 基本的には常温のものを飲みたいという考えがあって、冷やしたものは極力摂らないようにしています。家の中ではペットボトルの水やお茶も冷やさないようにしています。喉や体を冷やさないということについては夏場でもかなり気をつけています。

―この習慣はフジテレビに入局されてからすぐにやり始めたのですか?

 最初からではないですね。10年、20年とアナウンサーをやっている中で、喉の状態やアナウンスのパフォーマンスを最も良くするのに何がいいのかを試しながら来ていました。その中でアーティストやアスリートなど様々な方々の意見を聞きながら今のスタイルに至っています。
 
―仕事を通じて栄養に関する知識を得ることもあったのですね。

 そうですね。例えばオリンピック担当の栄養士さんにインタビューをするとか、アスリートの合宿所に行って食事を取材するとか、また、格闘家の方々と向き合うことも多いので、そういった方々の食生活にかなり影響を受けている部分はありますね。

―例えばどのような知識でしょうか。

 体の成長を促すには繊維の多い野菜が良い、豆類が良いというのはバレーボール選手から聞きましたし、体を温めることについては喉を使っていらっしゃる歌手の皆さんから情報をいただいてきました。

―各分野のプロの実体験から学んで、自分に合うやり方を見つけてきたのですね。

 やはり、ひとつのやり方がすべての人に合うということはありません。例えば糖質だったら果物の糖質がいいのか、大豆から摂るのがいいのか、それとも穀物から摂るのがいいのか。僕の場合は果物の糖分は体が太りやすく、緩みやすいのであまり摂らないようにしたり、お米を食べると体調が良くなったりというのはあるので、いろいろな人に情報をいただきつつ自分でも調べながら、自分の体がどう反応するかを試してきましたね。

―田中さんがとてもストイックに体調管理をしている様子が伝わりますが、食事面でほかに気をつけていることはありますか。

 僕はこれまでに延べ1000人以上にインタビューをしてきているのですが、自分のパフォーマンスを高めていくために食事面でこれを摂ってはいけない、ここを我慢しなきゃいけないという苦しい状況になってくると精神的に追い詰められてしまい、ストレスによってパフォーマンスを発揮できないというパターンは少ないと思います。

 トップレベルの方々はそこのバランス感がすごく上手。ストレスをためないために、自分の好きなものを摂る時期を作るなど、精神的な部分を考慮したうえでの栄養の摂り方が上手い方々はパフォーマンスが高いなという印象があります。
 

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