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食と体調管理

「負けたくない。やるなら絶対勝つという気持ち」スピードスケート・佐藤綾乃を支える競技への思いと日々を支える食習慣

松原孝臣

2026.03.02

写真提供:ANA

写真提供:ANA

――キャリアを重ねて、ナショナルチーム内での立ち位置も変わってきたと思います。

 本当にその通りで、ずっと上の先輩たちを追いかけて成長してきた環境から180度変わって、高木美帆さんを追いかけ続ける一方で、後輩たちもたくさん伸びてきて自分も追われる立場ということの難しさがありましたね…。最初の1、2年はどうやって頑張ったらいいんだろうというのは正直、自分の中での戦いとしてあったかなとは思います。

――葛藤はどうやって乗り越えられたんですか。

 自分の根本にある、「負けたくない。やるなら絶対勝つ」という気持ちに支えられてきたかなと思います。年齢ってあまり関係ないと思っているんですけど、それでも後輩に負ける経験はあまりしたくないなっていう純粋に負けず嫌いな気持ちがある一方で、個人でもチームパシュートでも選手として長く培ってきたものがあるので、滑りだけではなく普段の生活からも後輩たちに真似したいと思ってもらえるような選手になりたいと切り替えることができました。そうした気持ちの変化があったからこそ、前を向いて次のオリンピックを目指そうという気持ちに切り替えることができたんだと思います。

――2023年からは高木美帆さんらのチーム「チームゴールド」に加わりました。

 スケートをやるには高木美帆選手を追っていきたいという気持ちが強くあったのでチームゴールドに参加しました。最初の1年は、環境が大きく変化して本当にこの選択で良かったのかなっていう気持ちは少なからずありました。でも小人数だからこそできることもたくさんあって、コーチや選手同士でスケート以外のことでもコミュニケーションをとるような関係性も生まれました。改めてスケートの深さも知ることができましたし、今までとは違う角度からの楽しみ方も学んで、この選択は間違ってなかったなって言い切れます。
 
――第一線で活躍されるようになってから長い時間が経ちます。食生活で気をつけていたのはどんなことでしょうか、

 日本で活動をしている分には食事で困ったことはほとんどなくて、どこにいてもバランスのとれた食事ができますし、足りなかったらスーパーやコンビニなどで補ったりします。ただ海外遠征も多いんですけど、海外は出るものも限られますし自分で持っていけるものも限られるので、その中でどこまで自分が求めている量の栄養をとれるのかが勝負になってきます。

 寒いところと暖かいところの行き来も多くて体調も崩しがちになってくるので体を冷やさないということを大前提として、温かいものを常にとったりします。ビタミン不足にならないように、というのも心がけるようにしています。

――日々の食事の中できのこを食べる機会はありますでしょうか。

 きのこは子どもの頃から大好きです。自分でよく作るのはきのこと卵を炒めたものとかですね。そこにお肉を入れたり、その中で味を変化させたり。夏の間は家にいることが多いので、そういう料理を作ってます。
 

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