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【eスポーツ大会レポート】賞金総額500万円を巡る激闘に決着!「e-elements League of Legends Autumn Cup 2020」オンライン決勝の模様をお届け!

THE DIGEST編集部

2020.11.30

【準決勝第1試合】The Goat Squad vs White Lily

 
 準決勝第1試合「White Lily」vs「The Goat Squad」、TGSのボットレーンがいきなり魅せ、ジャングルの介入を待つことなく計3キルを獲得する展開となる。ジンキャリーにパンテオンサポートというキルポテンシャルの高い組み合わせをピックした狙いがきっちりハマっていたと言える。
 
 その有利を活かし、タワープレート11枚、2体のリフト・ヘラルド、そして3体のドラゴンと圧倒的な有利を築く。集団戦は勝てないと判断したWL側がキャッチする動きに切り替えるも上手くカウンターし、20分でエース2回、ゴールド差8500ゴールドとなった。
  
 このままの流れで試合が終わってしまうのかと思われたがそこは準決勝。ここまで進んだプレイヤー達はいずれも猛者だ。WLの全プレイヤーがチャンピオンのパフォーマンスを最大限発揮し、相手のミスプレイを拾いながら集団戦に2度勝利。ゴールド差、装備差、そしてドラゴン獲得数を徐々に縮めていく。
 
 TGSも負けじとジャングル内でエコーをキャッチし、有利な状態で集団戦を開戦するも、ここまでファームし続けパワースパイクを迎えたイレリアが相手陣で暴れまわり、3度目の集団戦に勝利。3体目のドラゴンとバロンまで獲得し、ほとんど五分の状態まで試合を持ち込んだ。

  
 試合は終盤、TGSのキャリーであるジンがダメージを出せるのか、WLのミッドレーナーイレリアがそれを封じるのかが集団戦の鍵となる。お互いに仕掛け合い、一進一退の攻防が続く。天秤が傾いたのは試合時間45分、鍵となるイレリアがいない状態で集団戦を仕掛け、ジンがダメージを出し切り集団戦に勝利、このゲーム最強のバフを持つエルダードラゴンを獲得する。最後はにらみ合いから浮いたポジショニングをしていた1人をキャッチし、そのまま敵陣になだれ込み、試合時間48分45秒、The Goat Squadが決勝進出を決めた。
 
【準決勝第2試合】DragonBall vs Kreative TV

 
 準決勝第2試合「DragonBall」vs「KreativeTV」、両チームともにトップレベルのジャングラーを持つこの試合では、1stバンフェーズからトップメタのジャングラーが4体バンされるプロシーンのようなドラフトで始まった。インゲームではKTV側がレベル1最強ジャングラーであるオラフのポテンシャルを活かし、はるにか選手をジャングル内から追い出すことに成功。その流れで苦しいミッドレーンに介入し、Kreative選手が苦しい最序盤の時間を支える。Kreative TV選手もそれに応え、ファーストブラッドを獲得。はるにか選手に1キル回収されるもののドラフトの狙いを狂わせる結果となった。
  
 ゲームのテンポを早めたいDBが浮いたキャリーをキャッチし、ボットレーンのタワーを破壊することに成功。ローテーションを切り替え、タワーへのプレッシャーをかける。試合時間15分、お互いにアクションを起こし1キルを獲得した状態からの集団戦。TV選手のセトが4人にスタンを決め見事勝利し、ドラゴンを獲得。オーシャンソウルに王手をかける。


 
 ムラマナビルドのためパワースパイクが遅いDB2人が強い時間を迎える前にアクションを起こし続けるKTV。ドラゴン前の集団戦を素晴らしい個人技で圧倒し、オーシャンソウルを獲得する。
 
 DB側がパワースパイクを迎えたものの、ブラッドミアの圧力は凄まじい。KTVがバロンを獲得後、エルダードラゴン前の視界を確保するために前に出たDBのキャリー陣をKreative選手がフラッシュインから瞬殺する。ミッドレーンのインヒビターを獲得後、エルダードラゴンを狩り切る直前、春仁香選手が残りドラゴンの体力59で見事スティールを決め、希望の糸を繋ぐ。
  
 試合時間34分、浮いたLoL公務員選手をキャッチしようと前に出てきたKTVの面々にpecotte選手のウルト ソーラーフレアが突き刺さる。育ったブラッドミアを完封し集団戦に勝利。逆転かと思われたが、TV選手が密集したDBのプレイヤー達を一気に硬め、ネクサスタワー前の集団戦を2vs5を逆に勝利。最後は見事KTVが集団戦を勝ち切り、決勝への切符を掴んだ。
 

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