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eスポーツ

忙しい社会人でも競技シーンに参加できる「eスポーツ」。国内で人気のジャンルを一挙紹介

THE DIGEST編集部

2020.12.29

DTCGは『シャドウバース』を筆頭に、スマートフォンで遊べるアプリで展開されているタイトルが大半。場所を選ばずプレイできる。出典:eスポーツ - ハースストーン (playhearthstone.com)

DTCGは『シャドウバース』を筆頭に、スマートフォンで遊べるアプリで展開されているタイトルが大半。場所を選ばずプレイできる。出典:eスポーツ - ハースストーン (playhearthstone.com)

【デッキ構築と思考力で戦えるDTCG】
 人間の身体的要素(身長や筋量、反射神経、動体視力など)が勝敗に直結しづらいというeスポーツの長所を実感しつつ対戦を楽しみたいのであれば、DTCG(デジタルトレーディングカードゲーム)の世界に飛び込んでみるのもいいだろう。

 まず同じeスポーツという括りでまとめられる格闘ゲームやFPSとは異なり、反射神経や操作の精度が求められることがない点は敷居が低いといえる(そのぶんゲームルールやカードへの理解度、デッキ構築、局面に応じた最適手を選び続けるプレイングに関してはシビアだが)。

 また、多くのタイトルがスマートフォンアプリとして配信されているため、場所を問わずにプレイすることができるのも大きな魅力だ。安定して勝てるレベルにまで上達したい場合はアップデートによる新カードの追加や調整、環境の変化を自分からキャッチしにいく必要はあるが(プレイヤー数の増加や対戦環境が整備されたゆえに、オフライン対戦がメインだったTCG黎明期のようなオリジナルデッキで勝ちを重ねるのは難しい)、ひとりでコツコツと続けていくには、DTCGが最適なジャンルになり得る人は多いだろう。
 
 大会も国内メーカーが配信しているタイトルは定期的に行なわれている印象で、『シャドウバース』は誰でもオンライン予選に参戦できる賞金制大会、“RAGE”や複数のプロチームが前後期のシーズン制で戦うプロリーグ、『ドラゴンクエストライバルズ』であれば3~4か月に1回のペースで公式全国大会、“勇者杯”が開かれており、腕試しやその時々の流行のデッキや環境をチェックする場として機能している。

 一方で海外発のタイトルをプレイしているユーザーも多く、『ハースストーン』は先日行なわれた世界大会で日本人選手のglory選手が優勝したことが記憶に新しい。また、PCでのプレイに限られるが、TCGの金字塔的存在、『マジック:ザ・ギャザリング』(MTG)も現在はデジタル版『マジック:ザ・ギャザリングアリーナ』が配信されている。MTGのプレイ経験があるなら、こちらに参戦してみるのもいいだろう。
 

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