■スポーツ選手としての栄養が自然と摂られていた少年時代
――長い現役生活を経て、現在はクラブの代表としてお忙しくしている中で食事面も含めた栄養管理に関して、ご自身で意識されてきた事はありましたか。
若い時は基本的に栄養士などサポートしてくれる方々がチームにおらず、栄養管理などは各自に任されていた感じでした。私の場合は太りやすい体質では無かったので、何かを制限せずに好きなものを食べる感じでした。
実は子どもの頃からお菓子は食べない、そして基本的に炭酸飲料も飲まないというのが習慣でした。当時は「うちはお菓子が置いていないから貧乏なのかな」と感じていましたが、大人になって親に聞いたら「家に帰った時に食事の前にお菓子などで完食してしまうと、食事をしっかり摂らないでしょう」という返答が返ってきたんです。
――それは素晴らしい家庭環境ですね。
はい、そうですね。だから、子どもの頃はとにかくご飯を凄く食べました。おかずよりも基本的にご飯を食べる感じでしたね。
一番好きな食べ物は「鰻」ですが、子どもの頃から「鰻が食べたい」と言って食べていました。おばあちゃん子だったので、おばあちゃんの家に行く度に必ず食べていたくらいです。後から知りましたが、スポーツ選手に必要なビタミンなどの栄養素が鰻には含まれているんですよね。
加えて実家は元々、肉屋さんを営んでいたので、1週間のおかずのローテーションがほぼ肉料理でした。今振り返ると、スポーツ選手としての栄養は気にしなくても自然と取れていたんです。体力面など関しても非常に両親が気を遣ってくれたのか、子どもの頃に大きな病気をする事もなくて、そこに関しては凄く感謝しています。
■年齢を重ねていく中で変わる食習慣と、現役時代に続けていた食のルーティン
――40歳ぐらいまではもう今まで通りに食べて、動いてという感じだったのですか。
40歳まではシーズン中にどんどん体重が落ちて、それが影響して食べても体重が落ちてしまう感じでしたが、40歳を過ぎたあたりから逆に体重のコントロールが難しくなってきました。どんなに練習しても体重が落ちなくなる。だから、食べれば食べる程に体重が増えてしまうので、食事の量のコントロールと栄養のバランスを考えていかないと、体重を維持するのは難しかったです。
北海道には単身で来たので、外食がメインになってしまい、その影響で必ずシーズン途中で胃腸炎になってしまいました。原因を考えた時に油だったんですよね。家系としてあまり胃腸が強くなくて、それをきっかけに食事に気を遣い始めて、なるべく油物を避けるとか、体重をキープするために食事制限をするなどして、コンディショニングを整えていきました。
Bリーグがスタートして引退するまでチームの中で1回も練習や試合を休んだ事がないんです。この年齢ですが、あまり風邪をひいたりする事もなくて、やはり食事管理は凄く大事だと実感しました。栄養ってスポーツ選手には非常に大切な部分だという事を、40歳過ぎてから、だんだん理解できるようになりましたね。
――年齢を重ねて食事の好みは変わった部分はありましたか。
基本的には変わらないですね。今でも鰻は大好きで、基本的に炭水化物は好きです。でも、炭水化物って摂りすぎると太るじゃないですか。その部分をコントロールするのは結構難しくて、先程話した通り、量のコントロールをするようにしました。あとは外食ではなく、自炊をする事が多くなりました。
40歳手前までは基本的に肉料理が主流で「スポーツ選手=焼肉」という感覚でいました。しかし、北海道に来てからは焼肉ではなく、肉だったらジンギスカンしか食べません。羊肉はヘルシーですし、胃腸の弱い私に対しても優しいお肉です。また、肉ばかりというよりは魚を焼いたり、野菜に加えて、他には豆腐や納豆も食べるようになりました。少しずつヘルシー志向に変化していったと思います。特に魚は北海道に来て、他では食べられないくらいの美味しさです(笑)
――キノコに対する印象は何かあったりされますか。そして、好きなキノコ料理はあったりされますか。
キノコに関して、肉料理はもちろん、合わない料理は無いんじゃないかなと感じています。キノコを避ける人もいると思いますが、昔から私は全くないです。当たり前のようにキノコを食べている感じです。
私は基本的にホイル焼きにキノコを入れて食べる事が多いですね。調理方法が簡単ですからね。鱈などの魚と一緒に好きな「しめじ」を含めて、色々なキノコを入れて、トースターにホイルを敷いて焼くだけ。味付けは黒胡椒とバター、そして焼き上がりにレモンを掛けるシンプルな感じです。
あとは鍋をするのも好きなので、そこに色々なキノコを入れます。私自身、ポン酢が好きでして、キノコはポン酢と一番相性がいいと思っています。
――胃腸があまり強くないとおっしゃっていましたが、腸のコンディションを整えるといった腸活を意識して生活している部分はあったりされますか。
一番はやはり油物を避けるといった事がメインですね。
実は現役時代に自分の中でのルーティンがあって、アウェーの試合では難しい時もありましたが、試合開始3時間前には必ず食事を全て終わらせていました。またホームでの試合の時には必ずお雑煮しか食べないという事ですね。エネルギー源になる炭水化物も摂取できますし、消化も良くて、腹持ちもいい。必ずお雑煮を作って食べて、胃腸も含めて体にリズムを作っていました。
――長い現役生活を経て、現在はクラブの代表としてお忙しくしている中で食事面も含めた栄養管理に関して、ご自身で意識されてきた事はありましたか。
若い時は基本的に栄養士などサポートしてくれる方々がチームにおらず、栄養管理などは各自に任されていた感じでした。私の場合は太りやすい体質では無かったので、何かを制限せずに好きなものを食べる感じでした。
実は子どもの頃からお菓子は食べない、そして基本的に炭酸飲料も飲まないというのが習慣でした。当時は「うちはお菓子が置いていないから貧乏なのかな」と感じていましたが、大人になって親に聞いたら「家に帰った時に食事の前にお菓子などで完食してしまうと、食事をしっかり摂らないでしょう」という返答が返ってきたんです。
――それは素晴らしい家庭環境ですね。
はい、そうですね。だから、子どもの頃はとにかくご飯を凄く食べました。おかずよりも基本的にご飯を食べる感じでしたね。
一番好きな食べ物は「鰻」ですが、子どもの頃から「鰻が食べたい」と言って食べていました。おばあちゃん子だったので、おばあちゃんの家に行く度に必ず食べていたくらいです。後から知りましたが、スポーツ選手に必要なビタミンなどの栄養素が鰻には含まれているんですよね。
加えて実家は元々、肉屋さんを営んでいたので、1週間のおかずのローテーションがほぼ肉料理でした。今振り返ると、スポーツ選手としての栄養は気にしなくても自然と取れていたんです。体力面など関しても非常に両親が気を遣ってくれたのか、子どもの頃に大きな病気をする事もなくて、そこに関しては凄く感謝しています。
■年齢を重ねていく中で変わる食習慣と、現役時代に続けていた食のルーティン
――40歳ぐらいまではもう今まで通りに食べて、動いてという感じだったのですか。
40歳まではシーズン中にどんどん体重が落ちて、それが影響して食べても体重が落ちてしまう感じでしたが、40歳を過ぎたあたりから逆に体重のコントロールが難しくなってきました。どんなに練習しても体重が落ちなくなる。だから、食べれば食べる程に体重が増えてしまうので、食事の量のコントロールと栄養のバランスを考えていかないと、体重を維持するのは難しかったです。
北海道には単身で来たので、外食がメインになってしまい、その影響で必ずシーズン途中で胃腸炎になってしまいました。原因を考えた時に油だったんですよね。家系としてあまり胃腸が強くなくて、それをきっかけに食事に気を遣い始めて、なるべく油物を避けるとか、体重をキープするために食事制限をするなどして、コンディショニングを整えていきました。
Bリーグがスタートして引退するまでチームの中で1回も練習や試合を休んだ事がないんです。この年齢ですが、あまり風邪をひいたりする事もなくて、やはり食事管理は凄く大事だと実感しました。栄養ってスポーツ選手には非常に大切な部分だという事を、40歳過ぎてから、だんだん理解できるようになりましたね。
――年齢を重ねて食事の好みは変わった部分はありましたか。
基本的には変わらないですね。今でも鰻は大好きで、基本的に炭水化物は好きです。でも、炭水化物って摂りすぎると太るじゃないですか。その部分をコントロールするのは結構難しくて、先程話した通り、量のコントロールをするようにしました。あとは外食ではなく、自炊をする事が多くなりました。
40歳手前までは基本的に肉料理が主流で「スポーツ選手=焼肉」という感覚でいました。しかし、北海道に来てからは焼肉ではなく、肉だったらジンギスカンしか食べません。羊肉はヘルシーですし、胃腸の弱い私に対しても優しいお肉です。また、肉ばかりというよりは魚を焼いたり、野菜に加えて、他には豆腐や納豆も食べるようになりました。少しずつヘルシー志向に変化していったと思います。特に魚は北海道に来て、他では食べられないくらいの美味しさです(笑)
――キノコに対する印象は何かあったりされますか。そして、好きなキノコ料理はあったりされますか。
キノコに関して、肉料理はもちろん、合わない料理は無いんじゃないかなと感じています。キノコを避ける人もいると思いますが、昔から私は全くないです。当たり前のようにキノコを食べている感じです。
私は基本的にホイル焼きにキノコを入れて食べる事が多いですね。調理方法が簡単ですからね。鱈などの魚と一緒に好きな「しめじ」を含めて、色々なキノコを入れて、トースターにホイルを敷いて焼くだけ。味付けは黒胡椒とバター、そして焼き上がりにレモンを掛けるシンプルな感じです。
あとは鍋をするのも好きなので、そこに色々なキノコを入れます。私自身、ポン酢が好きでして、キノコはポン酢と一番相性がいいと思っています。
――胃腸があまり強くないとおっしゃっていましたが、腸のコンディションを整えるといった腸活を意識して生活している部分はあったりされますか。
一番はやはり油物を避けるといった事がメインですね。
実は現役時代に自分の中でのルーティンがあって、アウェーの試合では難しい時もありましたが、試合開始3時間前には必ず食事を全て終わらせていました。またホームでの試合の時には必ずお雑煮しか食べないという事ですね。エネルギー源になる炭水化物も摂取できますし、消化も良くて、腹持ちもいい。必ずお雑煮を作って食べて、胃腸も含めて体にリズムを作っていました。