ドイツ生産-ドイツ調教といえば、1995年にジャパンカップを制したランドのことを思い浮かべた人も多いだろう。当時、短期免許でたびたび来日して活躍していた名手マイケル・ロバーツ騎手が「日本の堅い馬場は合うはず」とオーナー、調教師に進言して参戦したもの。6番人気と評価は低かったが、日本のナリタブライアン、タイキブリザード、ヒシアマゾンら当時の強豪を降して優勝。日本のファンや関係者にドイツ馬の強さが印象付けられた。
この年のジャパンカップは2分24秒6(良)で決着しているが、ランドはそれまでに当年のミラノ大賞(G1、芝2400m)を勝った際に2分24秒8という、欧州競馬にしては速い時計で走破しており、この時に手綱をとっていたロバーツ騎手が「堅い馬場(≒速い馬場)」に合うとの印象を持ったものだと考えられる。
こうした事情を考えると、本レースを制したランドと同じドイツ生産・ドイツ調教馬であっても、ファンタスティックムーンを推すことは難しい。
以上のプロファイリングを経ての外国馬の評価としては、オーギュストロダンとゴリダットが△、ファンタスティックムーンは無印、となるだろうか。
後編では迎え撃つ日本馬について検討していきたい(後編に続く)。
文●三好達彦
藤田菜七子が騎手を電撃引退後、インスタを初更新。騒動を謝罪する言葉も「許されるならば競馬界の発展に尽力」
「日本の競馬ファンのアイドル」藤田菜七子元騎手の電撃引退に英紙が異例特集! 恩師が明かした「引退届を泣きながら書いていた」に衝撃隠せず
騎乗停止の藤田菜七子、“スマホ持ち込み問題”でネット上は意見百出「公営ギャンブルである以上ルールが厳しいのは当たり前」「今の時代スマホ禁止って難しい」
この年のジャパンカップは2分24秒6(良)で決着しているが、ランドはそれまでに当年のミラノ大賞(G1、芝2400m)を勝った際に2分24秒8という、欧州競馬にしては速い時計で走破しており、この時に手綱をとっていたロバーツ騎手が「堅い馬場(≒速い馬場)」に合うとの印象を持ったものだと考えられる。
こうした事情を考えると、本レースを制したランドと同じドイツ生産・ドイツ調教馬であっても、ファンタスティックムーンを推すことは難しい。
以上のプロファイリングを経ての外国馬の評価としては、オーギュストロダンとゴリダットが△、ファンタスティックムーンは無印、となるだろうか。
後編では迎え撃つ日本馬について検討していきたい(後編に続く)。
文●三好達彦
藤田菜七子が騎手を電撃引退後、インスタを初更新。騒動を謝罪する言葉も「許されるならば競馬界の発展に尽力」
「日本の競馬ファンのアイドル」藤田菜七子元騎手の電撃引退に英紙が異例特集! 恩師が明かした「引退届を泣きながら書いていた」に衝撃隠せず
騎乗停止の藤田菜七子、“スマホ持ち込み問題”でネット上は意見百出「公営ギャンブルである以上ルールが厳しいのは当たり前」「今の時代スマホ禁止って難しい」
関連記事
- ソウルラッシュのGⅠ初戴冠の裏で起きた、見過ごせない“異変”。外枠が圧倒的有利に働いた2つの要因【マイルCS】
- スタニングローズのGⅠ復活制覇の裏で、断然1番人気レガレイラは“消化不良”。波乱演出する不名誉な役割に…【エリザベス女王杯】
- 日本馬の歴史的Vかなわずも、フォーエバーヤングのラスト猛追“鬼脚”に海外メディアが感動「プライドを見せてくれた」【ブリーダーズカップ】
- まるで25年前のスペシャルウィークを彷彿…ドウデュースの鬼脚を引き出した武豊騎手の傑出した技術と鋼のメンタル【天皇賞(秋)】
- 初挑戦から55年、またも跳ね返された凱旋門賞の高くぶ厚い壁。エルコンドルパサー、オルフェーヴルにあってシンエンペラーに足りなかった“アウェー克服スキル”