―アスリートの食事にまつわる印象的なエピソードを教えていただけますか。
プロ野球選手だとレギュラーシーズンの試合は年間に143ありますよね。毎日同じものを食べ続けていると、味の違いによって体調の変化に気づくための判断材料になってくるという選手が多いんです。
鳥谷敬さん(元阪神タイガース)も現役時代に毎日、鍋を食べる中で、鍋の種類はいろいろでも白菜を食べた時に味がちょっと違うなとか、お肉を食べた時に感覚が違うなと感じると、自分の体調が弱っているのかもしれないという物差しになっていたといいます。
また、慶応大学の先輩である高橋由伸さんからは、どの球場に行っても必ず試合前の同じ時間に蕎麦やうどんを食べて、味や食感の違いを物差しにしていたと聞き、なるほど、と思って自分も採り入れたのが毎日の鍋料理です。
―鍋料理にきのこを入れることはありますか?
はい。僕が一番好きなキノコは椎茸ですね。母が好きだった影響が大きくて、椎茸の醤油バター焼きは食感も大好きです。あと、最近よくお鍋で使うのはしめじです。コスパもいいですし、さきほどお話しした“同じものを食べることで体調を図る”という意味では、どこでも買えるという面も重要です。
それに、キノコには松茸など香りのあるものもありますが、どちらかというと味がないので、濃い味の食べ物に入れて味を薄めるための食材としても使います。例えば焼きそばはソース味が濃くて塩分が多いですが、キノコを入れることによって塩味をうまく調整できます。
―田中さんご自身は子どもの頃、たくさん食べられる方だったのですか。
どちらかというと意識的に食べてきたという感じですね。食事トレーニングという観点では、僕の場合は上には伸びていたのですが、なかなか筋量や横幅、分厚さはつきませんでしたから、それをいかに変えていくかを研究しながら食事をしていました。
―田中さんは腸内環境についても関心が高く、0.1度でも体温を上げることで体が変わるという意識をお持ちのようですね。
サウナの経営者の方から「汗をかくというより内臓を温めるためにサウナに入る」という考え方を教えてもらったことがあります。腸の温度を上げると体がドラスティックに変わっていくので、そのためにサウナに入るという考えです。
―腸についての知識はどのようにして得たのですか。
内臓の中で腸はとても大事、しかも内臓は鍛えられないので、それならケアをして保つしかないと思った時に腸の機能を高めるための指導を受けることを始めました。夕食を食べてから寝るまでの間が短ければ消化すべきものが残っていて、内臓がずっと動いている状態になります。寝ている間にも腸が動いていては体の疲れが取れず、次の日に持ち越してしまいます。それを知ってからは、寝ている間に腸を休ませ、腸の状態を高めておくことを意識するようになりました。腸活のために腸マッサージにも行っています。
―きのこに腸内環境を整える力があるのはご存知でしたか。
きのこに関しては腸を含めた内臓機能を高めたいときに食べるというイメージです。内臓が疲れている時に機能を高めるためにはきのこを摂りたいですね。
それと、研究データにも出ているのですが、土の中に入っている野菜は体を温めてくれる機能を持っていて、地上に生えている野菜は体をうまく冷やしながら調整して常温に戻してくれる機能を持っています。ですから、体を温めたいときには、地面の中に埋まっている野菜を食べますし、熱が出たり体がほてっていたりする時には白菜などの葉物野菜を摂るようにしています。
―現役のスポーツ選手や高校球児などの学生アスリートと関わる機会があるかと思いますが、“食事・身体づくり”への意識は昔と比べて高くなっていると感じますか?
慶應義塾大学野球部はデータの可視化、そしてデータの運用、適用化により近年、大学野球において好成績を収め続けています。それと同じように食事管理においても栄養素から見るパフォーマンスへの影響などのデータを参考にし、結果を残す学生が増えていると言えます。まさにデータ、情報を上手く取り入れられる若きアスリートが食事面でも研究心を向上させていると見ています。
●田中 大貴(たなか だいき)
1980年4月28日 187センチ
兵庫県小野市出身。兵庫県立小野高校を経て慶應義塾大学環境情報学部に進学し、体育会野球部に入り東京六大学野球でプレーした。2003年にフジテレビへ入社後は「とくダネ!」「すぽると」などの番組やスポーツ中継でMC·実況を担当し、2010年バンクーバー五輪、2016年リオデジャネイロ五輪では現地キャスターを務める。
2018年に独立して 株式会社Inflight を設立し、2021年に開催された東京2020五輪ではIOCベニューMCを担当。現在はスポーツアンカーとして活動する一方、スポーツチームや企業のビジネスコーディネーション、コンサルティング、メディア制作、CSRイベントの企画運営を手がけ、メディア出演と経営者としての活動を両立している。
プロ野球選手だとレギュラーシーズンの試合は年間に143ありますよね。毎日同じものを食べ続けていると、味の違いによって体調の変化に気づくための判断材料になってくるという選手が多いんです。
鳥谷敬さん(元阪神タイガース)も現役時代に毎日、鍋を食べる中で、鍋の種類はいろいろでも白菜を食べた時に味がちょっと違うなとか、お肉を食べた時に感覚が違うなと感じると、自分の体調が弱っているのかもしれないという物差しになっていたといいます。
また、慶応大学の先輩である高橋由伸さんからは、どの球場に行っても必ず試合前の同じ時間に蕎麦やうどんを食べて、味や食感の違いを物差しにしていたと聞き、なるほど、と思って自分も採り入れたのが毎日の鍋料理です。
―鍋料理にきのこを入れることはありますか?
はい。僕が一番好きなキノコは椎茸ですね。母が好きだった影響が大きくて、椎茸の醤油バター焼きは食感も大好きです。あと、最近よくお鍋で使うのはしめじです。コスパもいいですし、さきほどお話しした“同じものを食べることで体調を図る”という意味では、どこでも買えるという面も重要です。
それに、キノコには松茸など香りのあるものもありますが、どちらかというと味がないので、濃い味の食べ物に入れて味を薄めるための食材としても使います。例えば焼きそばはソース味が濃くて塩分が多いですが、キノコを入れることによって塩味をうまく調整できます。
―田中さんご自身は子どもの頃、たくさん食べられる方だったのですか。
どちらかというと意識的に食べてきたという感じですね。食事トレーニングという観点では、僕の場合は上には伸びていたのですが、なかなか筋量や横幅、分厚さはつきませんでしたから、それをいかに変えていくかを研究しながら食事をしていました。
―田中さんは腸内環境についても関心が高く、0.1度でも体温を上げることで体が変わるという意識をお持ちのようですね。
サウナの経営者の方から「汗をかくというより内臓を温めるためにサウナに入る」という考え方を教えてもらったことがあります。腸の温度を上げると体がドラスティックに変わっていくので、そのためにサウナに入るという考えです。
―腸についての知識はどのようにして得たのですか。
内臓の中で腸はとても大事、しかも内臓は鍛えられないので、それならケアをして保つしかないと思った時に腸の機能を高めるための指導を受けることを始めました。夕食を食べてから寝るまでの間が短ければ消化すべきものが残っていて、内臓がずっと動いている状態になります。寝ている間にも腸が動いていては体の疲れが取れず、次の日に持ち越してしまいます。それを知ってからは、寝ている間に腸を休ませ、腸の状態を高めておくことを意識するようになりました。腸活のために腸マッサージにも行っています。
―きのこに腸内環境を整える力があるのはご存知でしたか。
きのこに関しては腸を含めた内臓機能を高めたいときに食べるというイメージです。内臓が疲れている時に機能を高めるためにはきのこを摂りたいですね。
それと、研究データにも出ているのですが、土の中に入っている野菜は体を温めてくれる機能を持っていて、地上に生えている野菜は体をうまく冷やしながら調整して常温に戻してくれる機能を持っています。ですから、体を温めたいときには、地面の中に埋まっている野菜を食べますし、熱が出たり体がほてっていたりする時には白菜などの葉物野菜を摂るようにしています。
―現役のスポーツ選手や高校球児などの学生アスリートと関わる機会があるかと思いますが、“食事・身体づくり”への意識は昔と比べて高くなっていると感じますか?
慶應義塾大学野球部はデータの可視化、そしてデータの運用、適用化により近年、大学野球において好成績を収め続けています。それと同じように食事管理においても栄養素から見るパフォーマンスへの影響などのデータを参考にし、結果を残す学生が増えていると言えます。まさにデータ、情報を上手く取り入れられる若きアスリートが食事面でも研究心を向上させていると見ています。
●田中 大貴(たなか だいき)
1980年4月28日 187センチ
兵庫県小野市出身。兵庫県立小野高校を経て慶應義塾大学環境情報学部に進学し、体育会野球部に入り東京六大学野球でプレーした。2003年にフジテレビへ入社後は「とくダネ!」「すぽると」などの番組やスポーツ中継でMC·実況を担当し、2010年バンクーバー五輪、2016年リオデジャネイロ五輪では現地キャスターを務める。
2018年に独立して 株式会社Inflight を設立し、2021年に開催された東京2020五輪ではIOCベニューMCを担当。現在はスポーツアンカーとして活動する一方、スポーツチームや企業のビジネスコーディネーション、コンサルティング、メディア制作、CSRイベントの企画運営を手がけ、メディア出演と経営者としての活動を両立している。




