別のゲームタイトルにおいても、基本的には個人練習と対戦会(練習試合)をセットでこなすプロゲーマーが多い。FPS(ファーストパーソンシューター)と呼ばれるジャンルでは、オンライン対戦の環境が賑わう深夜帯がゴールデンタイムとなっており、「日中を個人練習(人間が操作しないNPCを相手にひたすらトレーニング)に充てる」という人物も少なくない。
FPSはチーム戦(3~5人)が多いので、深夜帯になるとメンバーを揃えて本格的なチーム練習となる。他のプロゲーミングチームに呼びかけ、実戦と同じ環境で練習試合を行ったり、戦術を立案するアナリストによる指揮のもとで競合相手の戦い方を研究したりと、チーム全体の足並みを合わせた練習スタイルへと切り替わる。
またチームの所属メンバーがシェアハウスで共同生活をおくっているケース(俗に言うゲーミングハウス)だと、肩を並べて一緒にプレイする機会が必然的に多くなる。寝食を共にしてトレーニングに励むプロゲーマーたちの姿は、寮に住んで夜遅くまで部活動に勤しむスポーツ強豪校の学生、もしくはオフシーズンに開かれるキャンプで実力を高め合うプロ野球選手に近いかもしれない。
数十億~数百億という巨大な規模感で発展を遂げるeスポーツシーン。長い夜が明けたばかりの国内市場も含め、今後どのような隆盛を見せてくれるのか注目だ。
文●龍田優貴
FPSはチーム戦(3~5人)が多いので、深夜帯になるとメンバーを揃えて本格的なチーム練習となる。他のプロゲーミングチームに呼びかけ、実戦と同じ環境で練習試合を行ったり、戦術を立案するアナリストによる指揮のもとで競合相手の戦い方を研究したりと、チーム全体の足並みを合わせた練習スタイルへと切り替わる。
またチームの所属メンバーがシェアハウスで共同生活をおくっているケース(俗に言うゲーミングハウス)だと、肩を並べて一緒にプレイする機会が必然的に多くなる。寝食を共にしてトレーニングに励むプロゲーマーたちの姿は、寮に住んで夜遅くまで部活動に勤しむスポーツ強豪校の学生、もしくはオフシーズンに開かれるキャンプで実力を高め合うプロ野球選手に近いかもしれない。
数十億~数百億という巨大な規模感で発展を遂げるeスポーツシーン。長い夜が明けたばかりの国内市場も含め、今後どのような隆盛を見せてくれるのか注目だ。
文●龍田優貴