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バレーボール

“東洋の魔女“の系譜を引き継ぐ名将、達川実が8年ぶりの現場で感じた女子高バレーの現実と未来

北野正樹

2021.03.18

 VリーグのNEC、トヨタ車体両監督としてリーグ覇権を争った、元日本代表女子監督の葛和伸元(現日本航空高校女子バレー部監督)は「以前から指導の場所がないかと気にかけていたので、現場復帰はうれしい。結果よりプロセスが大事。Vリーグ時代に培った人間性の育成など将来、役立つものを高校生に教えてあげてほしい。春高バレーで対戦する時には勝負を度外視して試合を楽しみたい」と、かつてのライバルとの対戦を心待ちにしていた。
 
 体育館には、ユニチカが必勝祈願など節目に参拝してきた、日本最古の修験道霊場といわれる大阪府泉佐野市の犬鳴山七宝瀧寺の東條仁哲管長が揮毫した、小島の座右の銘「練習はうそをつかない」の書が選手を見守る。

 達川の初陣は、3月20日の四国新人大会(香川県)。4月からは新入学の7人を加えた19人でチームはスタートし、3年ぶりの春高バレー出場を目指す。

文●北野正樹(フリーライター)

【著者プロフィール】
きたの・まさき/1955年生まれ。2020年11月まで一般紙でプロ野球や高校野球、バレーボールなどを担当。南海が球団譲渡を決断する「譲渡3条件」や柳田将洋のサントリー復帰などを先行報道した。
 

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