バルセロナは29日、スペイン代表MFペドリが左太ももの筋肉を断裂したと発表した。

　ペドリは26日に行なわれたラ・リーガ第10節レアル・マドリー戦（１－２）に先発出場し、終了間際に２枚目のイエローカードを受けて退場。次節エルチェ戦の欠場は決まっていた。

　これでエースをようやく休ませられるとの安堵の声もあったが、実は試合中に負傷していた事実が明らかになり、ペドリは左大腿二頭筋遠位部断裂と診断されている。

『ESPN』によれば、ペドリは昨シーズンからクラブと代表を通じて53試合に連続でプレーしており、今回の退場によって久々の休養を得るはずだったという。最後に欠場したのは今年１月26日で、約９か月間フル稼働していた。
  　スペイン紙『AS』によると、負傷の程度は当初の見立てより深刻で、回復には少なくとも約１か月半が必要とみられている。これにより、11月から12月にかけてのリーグ戦や欧州カップ戦を欠場する可能性が高まった。

　ペドリは2020－21シーズンにバルセロナで公式戦52試合に出場し、その後EURO2020と東京五輪でも全試合出場。この過密日程の影響で筋肉系のケガを負い、その後何度も同じような怪我を繰り返してきた。

　昨季は59試合に出場して復調を示し、今季も無休でチームを支えてきたが、再び負傷離脱となった。若き司令塔にとって、心身のリフレッシュを含めた慎重な回復が求められる。

構成●THE DIGEST編集部

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