現地12月13日に行なわれたブンデスリーガ第14節、フランクフルトはホームでアウクスブルクを1-0で下した。3試合ぶりに勝点3を獲得したホームゲームで貴重な決勝ゴールを挙げたのが堂安律だった。
開始3分でゴールを破られるもVAR検証による取り消しで救われたフランクフルトは、スコアレスで迎えた68分、右サイドでボールを受けた堂安がテクニカルなドリブルで突き進み、シュートコースを見つけて左足を振り切ると、マーカーに当たってわずかに軌道を変えたボールはゴールネットを揺らした。
10節マインツ戦(1-0)以来のゴールで殊勲者となった日本代表アタッカーは、90分間でボールタッチ56回、シュート2本(枠内1本)、パス31本(成功19本)、チャンスメイク3回、ドリブル4回(成功2回)、逸機1回、タックル1回、インターセプト1回、ボール奪取2回、デュエル11回(勝利6回)、被ファウル2回というスタッツを記録している。
試合後には、「ゴールは、ナムディ・コリンズの素晴らしいカウンタープレスから生まれたものでした。本当に嬉しいです。ただ美しいゴールというだけでなく、とても重要なゴールでした。我々は勝つという強い決意を持っていました。特に、今季最後のホームゲームだったので、ファンの皆さんに何かを返したいという思いがありました」と、喜びを表わした。
またディノ・トップメラー監督は、堂安の今季リーガ4点目(公式戦では6点目)を「2度もファウルを受けたが、倒れずに踏みとどまった。彼はどうしても突破してシュートを打ちたがっていた。もっとも最終的には、ボールがディフレクションしたという“ほんの少しの幸運”があったのも確かだが」と振り返り、クラブ公式サイトは「華麗なドリブル」と賛辞を贈っている。
リーガ公式サイトは、「堂安の天才的な一撃が激戦を決着させる」と題したレポート記事で、「彼はタッチライン付近でボールを受けると、中央に切り込みながら鮮やかな個人技で複数の相手選手を置き去りにし、ディフレクションしたシュートでリードをもたらした。日本人アタッカーはその直後にも追加点を挙げかけたが、鋭角からのシュートはサイドネットに外れた」と綴り、「マン・オブ・ザ・マッチ」に選定した。
現地メディアの報道を見ると、日刊紙『Bild』は「アイントラハトが先制。しかも、堂安による何とも見事なゴールだ。右から内側へ切れ込み、まずクリスティアン・ヤキッチを、続いてケベン・シュロッターベックを置き去りにする。16メートル前から放ったシュートは、クリスラン・マツィマに当たって(相手GKには)止めようのないコースに軌道を変え、ゴール左下隅へと吸い込まれた」と伝えている。
スポーツ紙『kicker』は「幸運と堂安により、アイントラハトが不調の連鎖を断ち切る」と報じ、「堂安がペナルティーエリア外で意を決し、狭いスペースから単独でのドリブル突破を仕掛け、中央からシュートを放つ。マツィマに当たって軌道が変わる幸運にも恵まれ、ボールはGKフィン・ダーメンの手をすり抜けてアウクスブルクのゴールに吸い込まれた」とゴール場面を振り返った。
クラブの地元ヘッセン州の日刊紙『hessenschau』は、「フランクフルトの右ウインガーは中央へドリブルで切れ込み、1人、2人、3人と相手をかわしていき、最後はやや運にも助けられながら先制点を突き刺した。とりわけ、そのゴールに至る過程が際立っていた、違いを生み出す日本人選手による一撃だった」と、その働きを称賛している。
フランクフルトの地元メディアでは、日刊紙『Frankfurter Allgemeine Zeitung』が「堂安は相手選手全員に挑んでゴールへシュートを突き刺し、スタジアムを揺らした」とレポート。一方、『Frankfurter Rundschau』紙は、個別評価の記事において、以下のように背番号20を評した。
「前半は右ウイングでプレーしたものの流れに乗れず、ほとんど試合に関与できなかった。しかし、その後は徐々に試合に入り込み、勢い良く存在感を高めていった。そして言うまでもなく、フランクフルトに勝負の決着をもたらしたのは彼だった。マインツ戦と同じように見事なソロプレーだった」
構成●THE DIGEST編集部
【動画】堂安の華麗なドリブルシュート!アウクスブルク戦ハイライト
開始3分でゴールを破られるもVAR検証による取り消しで救われたフランクフルトは、スコアレスで迎えた68分、右サイドでボールを受けた堂安がテクニカルなドリブルで突き進み、シュートコースを見つけて左足を振り切ると、マーカーに当たってわずかに軌道を変えたボールはゴールネットを揺らした。
10節マインツ戦(1-0)以来のゴールで殊勲者となった日本代表アタッカーは、90分間でボールタッチ56回、シュート2本(枠内1本)、パス31本(成功19本)、チャンスメイク3回、ドリブル4回(成功2回)、逸機1回、タックル1回、インターセプト1回、ボール奪取2回、デュエル11回(勝利6回)、被ファウル2回というスタッツを記録している。
試合後には、「ゴールは、ナムディ・コリンズの素晴らしいカウンタープレスから生まれたものでした。本当に嬉しいです。ただ美しいゴールというだけでなく、とても重要なゴールでした。我々は勝つという強い決意を持っていました。特に、今季最後のホームゲームだったので、ファンの皆さんに何かを返したいという思いがありました」と、喜びを表わした。
またディノ・トップメラー監督は、堂安の今季リーガ4点目(公式戦では6点目)を「2度もファウルを受けたが、倒れずに踏みとどまった。彼はどうしても突破してシュートを打ちたがっていた。もっとも最終的には、ボールがディフレクションしたという“ほんの少しの幸運”があったのも確かだが」と振り返り、クラブ公式サイトは「華麗なドリブル」と賛辞を贈っている。
リーガ公式サイトは、「堂安の天才的な一撃が激戦を決着させる」と題したレポート記事で、「彼はタッチライン付近でボールを受けると、中央に切り込みながら鮮やかな個人技で複数の相手選手を置き去りにし、ディフレクションしたシュートでリードをもたらした。日本人アタッカーはその直後にも追加点を挙げかけたが、鋭角からのシュートはサイドネットに外れた」と綴り、「マン・オブ・ザ・マッチ」に選定した。
現地メディアの報道を見ると、日刊紙『Bild』は「アイントラハトが先制。しかも、堂安による何とも見事なゴールだ。右から内側へ切れ込み、まずクリスティアン・ヤキッチを、続いてケベン・シュロッターベックを置き去りにする。16メートル前から放ったシュートは、クリスラン・マツィマに当たって(相手GKには)止めようのないコースに軌道を変え、ゴール左下隅へと吸い込まれた」と伝えている。
スポーツ紙『kicker』は「幸運と堂安により、アイントラハトが不調の連鎖を断ち切る」と報じ、「堂安がペナルティーエリア外で意を決し、狭いスペースから単独でのドリブル突破を仕掛け、中央からシュートを放つ。マツィマに当たって軌道が変わる幸運にも恵まれ、ボールはGKフィン・ダーメンの手をすり抜けてアウクスブルクのゴールに吸い込まれた」とゴール場面を振り返った。
クラブの地元ヘッセン州の日刊紙『hessenschau』は、「フランクフルトの右ウインガーは中央へドリブルで切れ込み、1人、2人、3人と相手をかわしていき、最後はやや運にも助けられながら先制点を突き刺した。とりわけ、そのゴールに至る過程が際立っていた、違いを生み出す日本人選手による一撃だった」と、その働きを称賛している。
フランクフルトの地元メディアでは、日刊紙『Frankfurter Allgemeine Zeitung』が「堂安は相手選手全員に挑んでゴールへシュートを突き刺し、スタジアムを揺らした」とレポート。一方、『Frankfurter Rundschau』紙は、個別評価の記事において、以下のように背番号20を評した。
「前半は右ウイングでプレーしたものの流れに乗れず、ほとんど試合に関与できなかった。しかし、その後は徐々に試合に入り込み、勢い良く存在感を高めていった。そして言うまでもなく、フランクフルトに勝負の決着をもたらしたのは彼だった。マインツ戦と同じように見事なソロプレーだった」
構成●THE DIGEST編集部
【動画】堂安の華麗なドリブルシュート!アウクスブルク戦ハイライト
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