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Jリーグ・国内

「胸を弾ませながらサッカーができると思った」水沼宏太が語る古巣・横浜への熱き想いとは?【独占インタビュー後編】

広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

2020.03.08

水沼は、9年半ぶりの古巣・横浜への復帰を果たした。写真:徳原隆元

水沼は、9年半ぶりの古巣・横浜への復帰を果たした。写真:徳原隆元

 リーグ王者からのオファーに心が躍った。しかも、声をかけてくれたのは、憧れのクラブであり、古巣の横浜だ。以前の在籍時は活躍できずに悔しい想いをしたが、今の自分なら違う姿を見せられるはず。トリコロールを身にまとい、活躍して、中心選手になって――。あの頃、叶えられなかった夢を、今度こそ実現させると、水沼宏太は固く誓う。

■ゴールに絡むプレーは、攻撃の選手にとって一番大事。そういうシーンを増やしたい。

――どのポジションで起用されるにしても、水沼選手の一番の武器、相手からすれば最も脅威に感じる部分は、ゴールに直結するプレーや、ここぞという場面での勝負強さにあるのでは?

「マイボールの状態でも、味方にスペースを空ける動き出しでも、チャンスの生み出し方はいろいろありますよね。あまり口に出しては言わないけど、自分の中ではそういうプレーを常に意識しています。F・マリノスでなら、自分のその特長をこれまで以上に出せるはずで、ゴールやアシストといった目に見える数字を積み重ねていければ、自信にもつながっていく。このクラブでなら、決定的な仕事に絡めるチャンスが多いと思ったのも、移籍を決断した理由のひとつです。自分の実力次第ではあるけど、その実力をさらに引き出してくれるのではないか、チームメイトから刺激をもらって自分を高められるのではないかという期待もあります」
 
――横浜の『アタッキング・フットボール』の中で、アタッカーとしてのスキルが磨かれていく、と。

「ゴールが決まる前に良い走りをしていたり、アシストをする選手に良いパスを出したり。そうやって貢献できればいい。やっぱり、ゴールに絡むプレーは攻撃の選手にとって一番大事になってくるので。そういうシーンをひとつでも増やせるような仕事をするつもりです」

――2月22日には節目の30歳を迎えました。現役を長く続けて、活躍している選手は30代からもうひと伸びある印象ですが、今後の成長が楽しみではありますよね?

「まだまだ上手くなれると信じているし、F・マリノスではまだ一度も輝いたことがないので、今度こそ輝きたいという想いがある。年齢とか関係なく、暴れまわりたい」
 

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