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日本代表

「次の日本のスーパースター」レアルのトップチームから“招集”を受けた“ピピ”中井卓大に欧州メディアが注目!

THE DIGEST編集部

2020.10.15

トップチームでの中井のプレーを、『AS』は「ピピは目立っていた」と伝えた。写真:滝川敏之

トップチームでの中井のプレーを、『AS』は「ピピは目立っていた」と伝えた。写真:滝川敏之

 19歳の久保建英が新しい日本サッカーの顔となる存在として脚光を浴びている中で、早くも次の「スーパースター候補」が欧州で話題となっている。

 16歳の中井卓大(なかい・たくひろ)は10歳でレアル・マドリーの下部組織に入団し、今季は「フベニールB(U-18)」に所属しているが、同時に「フベニールA(U-19)」の選手が出場するUEFAユースリーグのメンバーに登録されており、クラブでのその評価の高さが窺い知れる。

 有望株ならではの「飛び級」を果たした「ピピ(小さい頃に思い通りのプレーができないとピーピー泣いていたことからついたとされる愛称)」は、さらにこの代表ウィーク中、多くの代表選手が不在のトップチームから練習参加の“招集”を受けたことが、メディアによって報じられた。

 ジネディーヌ・ジダン監督の下、練習では技術の高さを示すだけではなく、カリム・ベンゼマ、マルセロといったスター選手ら相手にも怯まずに勝負を仕掛けるなどの度胸を見せたりして、そのパフォーマンスは地元紙『AS』からも「ピピは目立っていた」として称賛されている。

 このMFについて、『MARCA』は「ピピは日本の“真珠”だ。ここまで7年間、マドリーの最も価値あるタレントのひとりは、素晴らしい進化を見せている。彼はスキルフルなプレーメーカーであり、多くの課題をクリアしてきた」と紹介した。
 
「16歳の少年は、3歳上の久保建英の足跡を辿ることを望んでいる」とも綴る同メディアは、中井が世界最大級のマネジメント会社『Stellar Group』と契約したことにも触れ、そのクライアントの中で最も若く優秀なタレントのひとりである彼の将来が明るいことを示唆した。

 そして、これほどの賛辞を受ける日本人には、他国のメディアも関心を持っており、英国の『Daily Mail』は「マドリーが日本の新たなスターを発見し、トップチームに招待」と報じ、以下のように綴っている。

「マジョルカで『日本のメッシ』と呼ばれ、現在はビジャレアルにレンタルされている久保に続き、中井はマドリーでの序列を上げ続けて、次の日本のスーパースターになるだろう」

 一躍、その名が世界に広まった日本産の才能。充実したトップチームでの経験が、さらなる進化を促すことだろう。久保と同様、その将来が楽しみである。

構成●THE DIGEST編集部
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