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「根拠のないフェイクニュース」久保建英の“1月退団“報道にマドリー、ビジャレアルの専門メディアが見解「甘やかされた子どものよう」

THE DIGEST編集部

2020.11.25

久保の今冬の去就については、様々な憶測が飛び交っている。(C)Getty Images

久保の今冬の去就については、様々な憶測が飛び交っている。(C)Getty Images

 スペインの日刊紙『el Periodico Mediterraneo』が報じた「久保建英が来年1月にビジャレアルを離れることを検討している」というニュースは、世界中に拡散され、大きな反響を呼んでいるようだ。

 当の久保本人やビジャレアル、レアル・マドリーからの声明は現時点で何もなく、様々な憶測が飛び交っている状態だが、マドリー専門メディアの『Defensa Central』は早くも、久保の新天地候補を「クラブに近い者からの情報」として紹介している。

「ウナイ・エメリは、久保の可能性を狭めている。この指揮官は自身のプロジェクトにおいて、久保のことを考慮しておらず、(ラ・リーガ第10節のマドリー戦で)ほんの数分のプレー時間しか与えなかった」と、いつも通りの論調を展開した後、同メディアはレアル・ソシエダ、バジャドリー、バレンシア、ベティスを、「“アジアの真珠”を歓迎する」クラブとして挙げた。
 
 一方、同じくマドリー専門サイトの『MadridistaReal.com』は、SNSで「久保はビジャレアルを離れることを求めていない。本人も周囲も、この根拠のないフェイクニュースに驚いている。久保や代理人は、このニュースを書いたホセ・ルイス・リサラガという記者のことすら知らない」と投稿している。

 では、ビジャレアルの専門メディアの反応はどうだろうか。多くの試合で久保のプレーを細かく分析している『VILLARREAL USA』は「甘やかされた子どものようだ。学校で教師(エメリ)が躾けようとしているところを、自分の子どもは間違っていないと考える親(マドリー)がこれを邪魔している」と、今回の件を表現した。

「非難すべきは久保ではなく、彼が今、ビジャレアルの一員であることを尊重しないマドリーだ」と主張する同メディアは、また久保がまだボールロストの多さなどの、改善されていない問題点を抱えていることを主張し、エメリ監督の指導や起用の正当性を訴える。

 その上で、「ビジャレアルで規律を身につけず、地位も確立できない者が、一体どのようにしてマドリーのトップチームでそれを達成できるというのか?」とも問いかけている。
 

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