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海外サッカー

久保建英、オサスナ戦不出場も問題なし?専門メディアは「エメリが久保のベストを引き出す」

THE DIGEST編集部

2020.12.21

公式戦20試合目にして初めて出場なしだった久保。22日に行なわれるビルバオ戦での起用法が、ひとつの焦点になりそうだ。(C)Getty Images

公式戦20試合目にして初めて出場なしだった久保。22日に行なわれるビルバオ戦での起用法が、ひとつの焦点になりそうだ。(C)Getty Images

 12月19日(現地時間)に行なわれたラ・リーガ第14節、ビジャレアルは3-1でオサスナを下し、リーガでは5試合ぶりの勝点3奪取を果たしたが、この一戦でベンチに入った久保建英には、最後まで出番が訪れることはなかった。

 彼が90分間をベンチで過ごしたのは、今季、所有元のレアル・マドリーからビジャレアルへレンタルで加入して以来、公式戦20試合目にして初めてのことだった。

 複数の若手が起用されたことが、久保にとっては状況の悪化を示すと見る向きもあるが、13節ベティス、コパ・デル・レイ1回戦レイオア戦、そしてオサスナ戦という直近の3試合を振り返ると、右SBのマリオ・ガスパール、CF(パコ・アルカセル、カルロス・バッカともに負傷)のフェル・ニーニョを除けば、多くの選手が2試合出場にとどまり、ウナイ・エメリ監督が過密日程の中でバランスの良い選手起用に努めていることが窺える。

 久保はベティス戦で今季のリーガでは2度目となる先発出場を果たし、レイオア戦では69分から交代出場。ビジャレアルの専門メディア『VILLARREAL USA』は、前者について「序盤こそ攻撃に絡むも、徐々に影響が低下」、国王杯では「幾つかの良いプレーは見せたが、特別なことは何もしなかった」と、いずれも厳しく評した。
 
 ただ、その後で同メディアは「久保がビジャレアルでの出場時間が少なくなったとしても、パニックになる必要はない」と訴えている(レアル・マドリーのファンは別だが……とも)。国王杯にしてもこの先、勝ち上がれば、久保が幾つかの試合でスタメンに入るのは間違いないという。

「1月退団説」がつきまとう久保の去就についても「まだ手遅れではない」とし、久保が継続してハイパフォーマンスを見せ、マドリーがレンタルを継続すると予想する。そして、全ては「うまくいけば」という前提ではあるが、「エメリ監督は、(マドリーの)フロレンティーノ・ペレス会長が動きを見せるより先に、久保のベストを引き出すだろう」とも綴っている。

 22日には15節ビルバオ戦が控えているが、オサスナ戦で“休息をとれた”であろう久保は、ここでピッチに立つことができるか。そこでの起用法によっては、冬の移籍市場を前に、また大きな論争が始まる可能性もあるが……。

構成●THE DIGEST編集部

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