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海外サッカー

ピノの序列は久保建英より上…専門メディアはヘタフェが理想の新天地だと主張

THE DIGEST編集部

2020.12.23

久保は2試合連続でベンチに入りながら出番なしと苦境に陥っている。(C)Getty Images

久保は2試合連続でベンチに入りながら出番なしと苦境に陥っている。(C)Getty Images

 12月22日(現地時間)、ラ・リーガ第15節でビジャレアルはホームでビルバオと対戦し、1-1で引き分けた。

 19分にイニャキ・ウィリアムズの先制ゴールを許し、なかなか追いつくことができず、20試合連続無敗に黄信号が灯った「イエローサブマリン」だったが、74分にペナルティーエリア左でジェレミ・ピノが左足で思い切りの良いボレーをゴールに突き刺し、勝点を獲得することに成功した。

 66分に交代出場した18歳の有望株がホームチームを救った一戦、19歳の久保建英はベンチ入りするも、最後までウナイ・エメリ監督からゴーサインが出ることはなし。14節オサスナ戦に続き、プレー機会は訪れなかった。

 スポーツ紙『AS』は、ピノの“ゴラッソ”を動画付きで称賛した記事の中で、彼が「久保とのポジション争いを制し、素晴らしいゴールを決めた」と記述。さらに「久保だけでなく、サムエル・チュクウェゼよりも、エメリ監督の中での優先順位で上に立った」と綴っている。

 またSNSでは、クラブ生え抜きの活躍を喜ぶファンが、「ピノは久保の4か月分の仕事を、1分で果たしてみせた」「エメリは久保に十分な時間を与えていないというが、ピノは久保よりも若く、すぐにチャンスをモノにした」と久保を引き合いに出し、皮肉る投稿も見られた。
 
 今季、レアル・マドリーからビジャレアルにレンタルで加入して以降、途中退団の噂が付きまとっている久保だが、13節ベティス戦でMFビセンテ・イボーラが今季絶望とされる重傷(左膝前十字靭帯断裂)を負ってからは、選手補強におけるEU枠の問題により、現地メディアからは今冬の放出候補の筆頭と見られるようになった。

 そんな中で、2試合連続でベンチに入りながら出番なしという、これまでには一度もなかった“扱い”に、ますます「1月退団説」が現実味を帯び、久保の去就が人々の注意を集めている。

『AS』は21日付の記事で、久保がビジャレアルに残留してポジション獲得のために奮闘することを希望していると伝える一方で、彼の今冬の「マドリー帰還」に備え、ヘタフェが獲得に関心を示しているということも付け加えている。
 

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