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海外サッカー

ベイル、ソン・フンミンの存在も障壁に!?久保建英の“マドリー凱旋“の可能性に現地メディアが言及

THE DIGEST編集部

2021.01.07

久保の去就にはEU枠の問題がつきまとうことに…。(C)Getty Images

久保の去就にはEU枠の問題がつきまとうことに…。(C)Getty Images

 ビジャレアル退団、そしてヘタフェへのレンタル移籍が目前とされる久保建英。現時点でまだクラブからの正式発表はなされていないが、すでに新天地での起用のされ方などに言及する海外メディアも存在する。

 間もなく完了するとされるこの移籍劇、最終的にゴーサインを出したのは、プレー時間のさらなる増加を望む久保自身だろうが、それには彼の所有元であるレアル・マドリーの強い意向もあったと思われる。

 一昨年に久保を獲得して以降、マドリーは宿敵バルセロナの下部組織で育ったこの少年を「日本の真珠」として大事に扱い、レンタル先で多くの実戦経験を積むことを望んできた。マジョルカで能力の高さを示した彼を、よりレベルが高く、欧州カップ戦にも出場するビジャレアルに預けたのも、「プロジェクト」の一環だった。

 全ては、久保を近い将来にマドリーの一員、それも向こう10年間のチームの主戦力として迎え入れるためのものであり、ウナイ・エメリ監督の慎重な起用により、成長が阻害されると判断した結果が、今回の動きに発展した。
 
 しかし、マドリーの専門メディア『Defensa Central』は、別の事情によって久保のマドリー復帰が妨げられる危険があると報じている。

 それはEU枠の問題だ。現在は3つの枠をヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ、エデル・ミリトンが占めており、ヴィニシウスが間もなくスペイン国籍を取得するといわれているが、その時期は未定だ。

 この枠が空かなければ、久保はマドリーの一員として新装サンチャゴ・ベルナベウでプレーすることはできないが、さらにガレス・ベイルが“争奪戦”に加わるかもしれないという。

 2013年にマドリーに加入して以降、多くのタイトル獲得に貢献してきたウェールズのスピードマンは、ジネディーヌ・ジダン監督の信頼を失ったのち、昨夏にトッテナムにレンタル移籍で復帰したが、この古巣クラブが今季終了後に買い取りオプションを行使しない可能性もあると同メディアは伝えている。
 

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