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海外サッカー

「希望のないタスク」「一体何をすれば…」 南野拓実のわずか6分間のプレーに現地メディアも疑問…ファンからは「気の毒」の声も

THE DIGEST編集部

2021.01.22

南野に与えられた時間はわずかに6分…。現地メディアはクロップ監督の起用法に疑問を呈していた。(C)Getty Images

南野に与えられた時間はわずかに6分…。現地メディアはクロップ監督の起用法に疑問を呈していた。(C)Getty Images

 1月21日(現地時間)、プレミアリーグ第18節が行なわれ、リバプールは0-1でバーンリーに敗北。2017年4月以来続いてきた本拠地アンフィールドでのリーグ無敗記録は68試合で途絶えた。

 リーグ4戦未勝利(3分け1敗)で得点わずか1と深刻な不調に陥っている王者チームは、下位チーム(試合前は17位)を迎えたこの一戦を浮上のきっかけとするべく、序盤から攻勢に立ち、幾度も相手ゴールに迫るも、フィニッシュの拙さなどで肝心のゴールが奪えず、終盤の83分にGKアリソンが痛恨のPK献上で失点、最悪の結末を迎えることとなった。

 ユルゲン・クロップ監督は試合後、「アリソンは(PKに繋がったファウルの場面で)アシュリー・バーンズには触れていないと私に主張した」「負けるはずのない試合に負けた」と、受け入れがたい結果に対する抵抗を見せるも、その後は「全ては私の責任」「今はタイトル争いを想像できない」と、反省しきりだった。
 
 そんなドイツ人監督は、この試合でも南野拓実をベンチに置き続けた。モハメド・サラーとロベルト・フィルミーノを休ませ、代わりにディボック・オリギとジェルダン・シャキリ(試合では中盤)を選択するも、なかなか点が奪えないとなって、前線をサディオ・マネとの「フロントスリー」に戻した指揮官は、リードされた直後にようやく日本人選手を、リーグでは5試合ぶりに投入した。

 南野の“6分間”について、スポーツ専門チャンネル『ESPN』は「遅い登場からエネルギッシュな動きを見せたものの、防御を固めたアウェーチームを打ち崩す術を見つけることはできなかった」とプレーに触れたが、地元紙『Livepool Echo』は「希望のないタスク」、リバプールの専門メディア『THIS IS ANFIELD』は「失点後の出場。一体、チャンスを得るために何をすれば良かったのか?」と、クロップ監督の起用法に疑問を呈するような寸評の方が多かった。
 

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