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海外サッカー

PAOK入り間近の香川真司に海外メディアが注目。サラゴサ退団後に浮上した移籍の「可能性」を振り返る

THE DIGEST編集部

2021.01.26

長らくフリーランスの状態が続いた香川。海外メディアは「帰国して古巣に再加入」も有力な選択肢だったと伝えた。(C)Getty Images

長らくフリーランスの状態が続いた香川。海外メディアは「帰国して古巣に再加入」も有力な選択肢だったと伝えた。(C)Getty Images

 昨年10月にラ・リーガ2部のサラゴサとの契約を解除して以降、長くフリーランスの状態が続いていた香川真司だが、欧州メディアの様々な報道によると、ギリシャ1部の強豪クラブ、PAOKサロニカへの加入が迫っているようだ。

 現地では、「PAOKがギリシャ・サッカー界にメガトン爆弾を投下する準備をしている」(アテネの新聞『Ethnos』より)などといった報道も多くなされ、ドルトムント、マンチェスター・ユナイテッドでプレーした元日本代表の参戦を大ニュースと捉えている。

 この移籍を、米スポーツ専門チャンネル『ESPN』が注目し、「まだ31歳で、その才能を活かせる」香川が、世界中のクラブが移籍金なしで獲得できる状態にあったこと、にもかかわらず所属チームがなかったことに驚きを示しながらも、ここまで香川に訪れた数々の移籍の「可能性」を振り返っている。

 2018-19シーズン途中にドルトムントで構想外となった香川は、トルコのベジクタシュにレンタル移籍した後、19年夏にスペインに渡り、サラゴサに加入した。ここで1年を過ごした後、クラブの財政事情などによって契約解除に合意したが、その後もスペインでのプレーを望み、個人でのトレーニングを続けてきた。
 
 同メディアは、サラゴサと契約解除した後の香川に与えられた選択肢のひとつとして、まず「欧州のよりレベルの低い国でのプレー」を挙げ、オランダ、ポルトガルのクラブが魅力のある行き先として存在したという。トルコ行きについても、ガラタサライからフランスのマルセイユへ“ステップアップ”した長友佑都の例を挙げ、有効なオプションだったと見ている。

 続く選択肢は「5大リーグ(イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、フランス)の中堅クラブ」で、ブンデスリーガとプレミアリーグでの豊富な経験と現状の実力を見ても、香川がここに“復帰”することは十分に可能だったはずだという。

 2年前の夏にイングランドのウェストハムとエバートンが香川にコンタクトを取ったとされているが、この時に彼はタイトルを狙えるチームではなく、中位に位置するようなクラブにターゲットを切り替えなければならなかったと、同メディアは主張する。
 

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