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海外サッカー

「リズムと自信を得るだけでいい」レンタル移籍の南野拓実にクロップ監督がエール!一方で懐疑論や惜別の声も…

THE DIGEST編集部

2021.02.03

クロップ監督は、レンタル終了後に呼び戻すと示唆しているが…。(C)Getty Images

クロップ監督は、レンタル終了後に呼び戻すと示唆しているが…。(C)Getty Images

 冬の移籍市場最終日の2月1日にリバプールの南野拓実が今季いっぱいでのレンタルでサウサンプトンに新天地を求めたことは、世界に大きな驚きを与えた。

 まさに急転直下の人事だったが、彼を“送り出した”リバプールのユルゲン・クロップ監督が、その理由を明らかにしている。

「彼は優秀なプロフェッショナルで、素晴らしい才能を持っているが、チームには同じポジションを争う、良い選手たちが多くいる。タキに十分なプレー機会を与えられなかったのは事実であり、100パーセント私の責任だ。彼に必要なのは、継続的に出続けることだ。そこでサウサンプトンなら、新天地として理に適っていると思った」

「(サウサンプトンで)プレースタイルを変える必要はない。プレーしてリズムと自信を得れば、それでいい」と、26歳の日本人にエールを送ったドイツ人指揮官。「ポテンシャルがあるのは承知しており、長期的なプロジェクトとして獲得した」として、レンタル終了後に再びチーム一員として迎えることも示唆した。

 しかし、このコメントを懐疑的に捉えている者もいる。国内外の様々なクラブの監督を歴任し、2004-05シーズンにはサウサンプトンの指揮を執ったハリー・レドナップが、「本当に彼のことを気に入っているなら、他のチームに行かせたりはしないだろう」とスポーツ専門チャンネル『Sky Sports』に語った。

「チームに役立つと考えるなら、レンタルで放出したりはしないだろう。クロップ監督は自分の元に置いておこうとするはずだ。公平に見ても、南野のフォームは芳しくなかったし、良いところも十分に見せられなかった」
 
 日刊紙『Daily Mirror』は、南野がサウサンプトンで好プレーを見せ続けられた場合、「リバプールで勢いを得て再始動できるかもしれない」と予想するとともに、「夏にリバプールがより高い金額を設定して他クラブと交渉できるかもしれない」とも綴っており、彼の将来には複数の可能性があることを示唆している。

 その一方で、リバプール・ファンの中には、南野の“離脱”を惜しむ者も少なくないようだ。英国サッカー専門メディア『THE BOOT ROOM』は、SNSに寄せられた「とても冷酷な仕打ちだ」「これは(リバプールの)大きなミスだ」といったいくつかの声を紹介した。またこれら以外にも、「南野にとっては、リバプールは少し早すぎたのかもしれないが、サウサンプトンではチームを大いに助けるだろう」といった好意的な声も、同メディアの記事には含まれている。

 このように、南野の移籍に対する見方は様々だが、これを正解とできるかどうかは本人のプレー次第である。奇しくも、プレミアリーグ第22節でマンチェスター・ユナイテッドに0-9という無残な敗北を喫したチームは、大幅な改善を求められることになるだろうが、これを彼はチャンスに変えることができるだろうか。次の試合は6日のニューカッスル戦である。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】南野拓実がプレミア初得点を挙げたクリスタルパレス戦の全ゴールハイライト

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