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海外サッカー

「ボローニャの黄金」冨安健洋の価値は2000万~2500万ユーロ!「慰留に全力」「今夏の売却を決意」など現地メディアの展望は様々

THE DIGEST編集部

2021.05.07

高騰を続ける

高騰を続ける"冨安株"。果たして今回の移籍はあるのか。(C)Getty Images

 2019年にシント=トロイデンからボローニャに加入し、時が経つとともに評価と価値を高めている冨安健洋。近年は移籍市場が開く度に、その去就をめぐって多くの噂や憶測が飛び交うようになっているが、シーズン終了が迫ってきた今、再び彼の周辺が騒がしくなってきた。

 セリエA第34節フィオレンティーナ戦で約1か月ぶりに復帰し、チームは3失点を喫したものの、現地メディアからは「よく走って攻守両面でチームを助けた」「フランク・リべリのフットワークにも翻弄されなかった」とポジティブな評価を得た22歳の万能DFについて、イタリアのスポーツ紙『Corriere dello Sport』が以下のように言及した。

「冨安には2000万~2500万ユーロ(約20億~31億円)、もしくはそれ以上の価値があり、ボローニャは様々な可能性や選択肢を検討するだろうが、決して安売りすることはなく、リッカルド・ビゴンSDらフロント陣は日本人選手を残留させるのに全力を尽くすだろう」
 
 ボローニャの専門メディア『Tutto Bologna Web』は「ボローニャの黄金、冨安」と題した記事で、まず「冨安を逃せば、ボローニャは苦しむことになる」と主張。そして、彼が最高レベルのパフォーマンスを維持することができ、怪我明けのフィオレンティーナ戦でもチームに貢献したこと、次の試合に向けてコンディションを取り戻そうと努力していることを紹介した。

 また、彼がボローニャでの59試合のうち38試合でプレーした右SBで最も適正を示しているにもかかわらず、CB、左SBにも対応できる柔軟な選手であると称賛。「2000万~2500万ユーロのオファーが、財政上のバランスを取り戻したいクラブを迷わせる可能性もある」としながらも、ミハイロビッチ監督の戦術における日本人選手の重要性を考えれば、クラブは慰留に動くと見ている。

 これまでの移籍市場でも、ボローニャはミラン、ユベントス、ローマなどの国内クラブの他、プレミアリーグ、ブンデスリーガのクラブからも関心を寄せられながら、頑として放出を拒否してきた。
 

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