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海外サッカー

「我々のチームに本当に合っている」サウサンプトン指揮官が南野拓実の去就に言及! リバプール専門メディアも注目

THE DIGEST編集部

2021.05.24

南野に対する指揮官の評価は高まっており、サウサンプトン残留の可能性が出てきた。(C)Getty Images

南野に対する指揮官の評価は高まっており、サウサンプトン残留の可能性が出てきた。(C)Getty Images

 シーズン終了が迫る中、移籍市場への関心が高まりつつあるが、サウサンプトンの南野拓実も、その去就に多くの注目を集めている選手のひとりだ。

 今年2月にリバプールからレンタル移籍した日本人アタッカーは、新天地デビュー戦でいきなり鮮やかなゴールを決め、その後もチェルシー戦でのテクニカルな得点で評価を高めたものの、徐々にその勢いが衰え、またラルフ・ハーゼンヒュットル監督がボールを持たない場面でのプレーに苦言を呈したり、来季の構想に南野は含まれていないことを仄めかしたりしたことで、「セインツ」とは今季限りの関係で終わるという見方が強かった。

 それゆえ、目下の関心としては、依然としてユルゲン・クロップ監督からの評価が高く、同指揮官の将来的なビジョンに含まれている南野が来季、リバプールで再びポジション争いに参戦するのか、あるいは大物FWを獲得するための資金調達として、他の多くのレンタル組、バックアップ組とともに売却されるのか、のどちらかとされてきたが、ハーゼンヒュットル監督の最近のコメントにより、状況は変わりつつある。
 
 5月15日に行なわれた第36節フルアム戦で先発出場し、目立ったプレーのなかった南野について、オーストリア人指揮官がこの日本人選手を擁護するとともに、「こういうタイプの選手が私は好きだ。幾つか非常に良い動きが見られるし、彼も自身の仕事を楽しんでいると思う」と発言した際には、リバプールの地元紙『Liverpool Echo』が「驚きの回答」と報じたほどだった。

 そして今回は、地元メディア『Hampshire Live』に対し、ハーゼンヒュットル監督が南野の今後についてこれからリバプールと話し合うことになると明かすとともに、改めて26歳のアタッカーがサウサンプトンで良い仕事をしていると称賛している。

「言っておかなければならないのは、南野がプレーした試合においては、彼が活気をもたらす要素だったということだ。素晴らしいゴールを決めただけでなく、その精神性やキャラクターは、我々のチームに本当に合っている。リバプールのようなクラブが、彼と契約したがった理由がよく分かる。我々は南野にプレー機会を与え、彼はここで良い仕事を果たした」
 
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