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日本代表

A代表初先発で3発のオナイウを海外メディアが高評! “ボス”のいるセルティックの専門サイトも反応「アンジェとの関係は良い…」

THE DIGEST編集部

2021.06.16

A代表でのデビュー戦でアピールに成功したオナイウ。そのパフォーマンスを海外メディアも称えた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

A代表でのデビュー戦でアピールに成功したオナイウ。そのパフォーマンスを海外メディアも称えた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 6月15日、カタール・ワールドカップのアジア2次予選が、大阪・パナソニックスタジアム吹田で行なわれ、日本代表はキルギス代表を5-1で下し、8戦全勝を飾った。

 すでに最終予選進出を決めており、戦力チェックの様相が強かったホームでの一戦、日本は立ち上がりから攻勢に立ち、27分に初スタメンのオナイウ阿道がヘディングシュートで相手DFのハンドを誘ってPK獲得。これを自ら決めて代表初ゴールを決めると、31分には川辺駿の絶妙なクロスを押し込み、さらに2分後にはヘッド弾をゴール左隅に叩き込んでハットトリックを達成した。
【動画】オナイウ阿道のキルギス戦、ハットトリック全ゴールはこちら!

 前半終了間際にPKで1点を失うも、後半も守備で粘るアウェーチームを攻め込み、72分に佐々木翔、77分に浅野拓磨がゴールを挙げて2次予選最終戦を勝利で締めた日本。森保一監督は「日本の選手層は厚い、いっぱい良い選手がいるというところを見せてくれた」とチームを称賛。一方、キルギスのアレクサンデル・クレスティニン監督は「日本の選手はプレーの質が非常に高く、経験も多い」と敗因を挙げた。

 AFC(アジア・サッカー連盟)は公式サイトで「日本が完璧な記録(全勝)でフィニッシュ」「オナイウは20分までに幾度か得点機を得ていたが、27分にPKからついに膠着状態を打ち破った」と報道。各国メディアも、日本が全勝で2次予選を終えたことを伝えるとともに、初スタメンにして6分間で3ゴールを決めたオナイウの存在を強調している。

 先日、オーストラリア人監督のアンジェ・ポステコグルーが横浜F・マリノスを離れてスコットランドの名門セルティックの指揮を執ることが決定し、Jリーグから複数の選手を引き抜く可能性があると報道された際、オナイウも候補のひとりとして挙げられた。
 
 それだけに“ボス(ポステコグルーの愛称)”の指揮するセルティックの専門メディアも彼の活躍に熱視線を送る。『CELTS ARE HERE』は、「セルティックは得点力を必要としており、アンジェと好関係にあるオナイウをチームに配置することは害にはならない」と記している。

 ブラジルの『globo.com』は、このキルギス戦も詳しく報じており、選手採点&寸評ではやはりオナイウに最高となる「8.5」(10点満点中)を与え、「序盤から存在感を示し、相手DFに混乱をもたらした。PK、膝、そして頭と、異なる形の3つのゴールを決めた彼は、守備面でも貢献を見せた」と評した他、「“たまたま”呼び出されたオナイウが、なかなか出現しなかった大迫勇也の後継者として頭角を現わした」と絶賛した。

 また、同メディアはこの試合を、「先発メンバーの半分がオリンピック・チームと同じ面々となった日本は、対戦相手にチャンスを与えず、最初から最後まで試合を支配した」ともレポート。他の選手の採点は、「7.0」が坂元達裕、「6.5」が山根視来、中谷進之介、小川諒也、川辺、浅野、橋本拳人、古橋亨梧、佐々木、森保監督、「6.0」が昌子源、守田英正、原口元気、室屋成、そして「5.5」が川島永嗣というものだった。

 なお、最終予選に進む12か国(日本、シリア、中国、オーストラリア、イラン、イラク、サウジアラビア、オマーン、UAE、ベトナム、韓国、レバノン)が出揃い、組み合わせ抽選会は今月24日に行なわれる予定である。

構成●THE DIGEST編集部
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